2006年04月14日

ゼミ生選抜

私は本職の他に大学の講師をしていて、大学でゼミをやっている。私のところに入ゼミ試験の答案が送られてきた。私のゼミは10名から15名の間くらいを定員とする民法のゼミである。56名もの応募がきて驚いている。さてどんなことが書いてあるかなと楽しみに答案を見てみると、その大半が「国際司法支援の話を聞いてみたい」「海外留学など海外の経験を聞いてみたい」というものである。確かに私には国際司法支援の仕事とかアメリカ留学やアメリカの法律事務所での研修とかの経験とかがあるので、まぁその話を聞いてみたいというのだろう。しかし、肝心なのは、なぜそういう話を聞いてみたくて、その理由が今までの志望者の人生経験とどうかかわりをもち、それを将来にどう活かしていくのか、そしてそのようなことに私の話をどう活かしていくのか、ということである。そういうことを記述してある答案は相当少数であったので私は若干失望した。

まぁ大学に入ったばかりで右も左もわからない20歳そこそこの学生に、そこまでの記述を求めるのはどうかなぁとも思うが、他方なんとなく海外なんとかとか国際なんとかとかそういうのにひかれただけで、それと自分の人生設計との結びつきを考えない浮ついた学生は取りたくないし、また56名もの学生の中から10名前後の学生を選ぶとなるとどうしてもしっかりしたことの書いてある答案を出した学生を選ばざるを得なくなる。

そういうわけで、とりあえず全員の答案に目を通し、今のところ欲しいなと思った学生は56人中8人である。あと残り48人から5人程度取るか取るまいか迷っている。

ちなみに、かつて「やはりジャズ鑑賞が趣味とかいうクソ弁護士とはフィーリングが合わなかったようです。4つも理由を挙げてお前の講座を取ってやったことを書いた俺を落としやがって。後悔するがいいさ。はははは(負け惜しみではありません)」とホームページに書いた、私のゼミに入れなかった学生のことを1月28日の会議という記事に書いた。その学生、現在はどうもマージャンなどの遊びに明け暮れる毎日のようである。まぁ学生というのはそういうものかもしれないが、教員の立場からすると、そういう学生を取らなくてつくづくよかったと思っている。
posted by goiss at 13:08| 東京 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | 大学教員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月30日

1月28日の会議

私は本職の他、某大学法学部の兼任講師として民法を教えている。1月28日(土)に年に一度の講師の集まりがあり、お茶の水の某所に向かう。某大学では弁護士を講師として招いて学部の1年生に対するゼミを行っており、この会議はその弁護士の講師の集まりである。この会議では、10名ほど弁護士がきており、学部事務室から講師に対する授業についての事務的な説明や、講師からの要望事項についての回答、および質疑応答が行われる。学校側からは割りと実務的な話があり、特に議論もないままその後の懇親会へと無難に流れるところだった。

すると途中から参加されたシニアな弁護士の先生が、「今までは2年生のゼミをやっていたのだが、今年から1年生のゼミをするので、1年生のゼミを持つにあたって留意すべき点をご教示願いたい」との質問をされ、参加した講師が一人ずつ留意点を述べていった。私は数少ない1年生と2年生の双方を担当した講師としての立場から「どっちも変わりません。参加する学生次第じゃないですか」と述べた。1年生と2年生の双方の経験の比較から述べたので、参考になったと思う。

ところが、この途中参加の先生、事前にどこかの会合で少々きこしめしたご様子で、議論奮発、ゼミ試の問題についてご質問とご意見を述べられた。同じくゼミ試の問題について質問をしようとしていた私はその先生の尻馬に乗ってゼミ試の問題についての意見を表明し、そこから先は法学部事務室の方々の期待に反して侃々諤々の楽しい議論となり面白かった。その後も私は「私のゼミの志望者が50人以上いて選別に困っているのでもし今年も希望者が多ければ私のゼミについては最初書類選考をした後面接試験を行うことは可能ですか」などと、よせばいいのに法学部事務室の方々を困らせる質問をしたりした。法学部事務室の人には申し訳なかったと思っている。

さて会議が終わると懇親会である。私はもうこの大学の講師をやって来年度で5年目であり、何人か存じ上げている講師の方や、法学部事務室の方もいらっしゃるので、そうした方々との久方ぶりの会話を楽しんだ。そうした講師の方が、実は学部で同じ学年だったりとか、どう考えても私よりも10歳位若いだろうと思っていた人が実は私の大学の大先輩だったりとか、意外な事実が判明して、結構楽しい懇親会であった。

そんなこんなで会議が終わり、家に帰って好奇心で私の教えている某大学の名前と、私の講座の名前をヤフーで検索したら、何と私の担当する講座の合格発表のことがページ検索の結果で出ているではないか。早速そのホームページにアクセスすると、どうもそのホームページの管理人は私のゼミを落ちたらしい。曰く、「やはりジャズ鑑賞が趣味とかいうクソ弁護士とはフィーリングが合わなかったようです。4つも理由を挙げてお前の講座を取ってやったことを書いた俺を落としやがって。後悔するがいいさ。はははは(負け惜しみではありません)」・・・・。ゼミの募集要項でジャズ鑑賞が趣味とうたったのは私だけなので、この「クソ弁護士」は私であることは間違いない。私のことを「クソ弁護士」だと思ったら、最初から私のゼミなんか受けなければいいのに。わけのわからない学生さんですな。こういう学生さんには私のゼミに来てもらわなくてよかった。

私のゼミは表向きは民法のアウトラインを授業内容とするが、その一方で私の日本での仕事とか海外での仕事や留学などの話をして学生に弁護士となる意欲を駆り立ててもらおう、という内容も含む。そして、講義要綱にはそうした内容のゼミですよ、ということがちゃんと書いてある。私のゼミ試は私のゼミの志望動機を書いてもらうというものであるが、講義要綱を見た上でその内容に関心をもち、なぜその内容に関心を持ったのか、ということがしっかりと書いてある学生を採用した。従って、私の弁護士としての仕事の内容についてのみ関心があって民法の授業への関心が書いていないとか、私の日本ではなく海外での仕事内容や留学経験への関心しか書いていないとかいう、私の授業の一面にしか関心を持たない学生には御遠慮願った。また仮に私の授業内容に関心を持っているとしても、なぜ「私の授業に」関心を持っているのか明確にしていない学生にはご遠慮願った。例えば、「民法の授業をするので私のゼミをとった」といっても、民法のゼミは他の先生も提供しており、そこで「なぜ私の民法のゼミがいいのか。私の民法の講義内容のどこにひかれたのか。それはなぜか」という観点を書いていない学生には御遠慮願った。私を「クソ弁護士」と喝破した上記の学生のゼミ試での論述は、残念ながらそのようなものだったのだろう。

私は15名程度のゼミを予定しているのだが、どういうわけか50名前後の応募者がある。ありがたいことである。私は一人のゼミ試論文につき最低3回は目を通すので、ゼミ生の選考は結構大変である。合否すれすれの人については5回くらい目を通す。しかし、そうやって選んだゼミ生と行うゼミは楽しい。今年度も9月から私の講義が始まる。まだまだ先のことのように思えるが、あっという間である。今年は今まで試みなかったパワーポイントを用いた説明をゼミに取り入れることにしよう。板書は時間がかかるので。板書の時間が浮いた分、学生に問題演習をさせることにしよう。今年はどんな学生が私のゼミを受けたいといってどんな論文を書いてくるか、そしてどんな学生が私のゼミを受けに来てくれるか、今から非常に楽しみである。
posted by goiss at 23:11| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(1) | 大学教員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月19日

成績をつける

実は私は、本職の他、八王子にある、とある大学の法学部で兼任講師として民法を教えている。今日その大学から学生の成績をつけてくれというリクエストが来た。私の授業はゼミであり、特に問題の有る学生はいなかったので全員にAをつけて送り返す。

かつて一度も私の授業にでない学生にC(当時単位を与えることが出来る最低の評価)をつけたことがある。Dをつけるとそれは成績表に残らないので私の授業にでなかったことへの私の評価を表に出すことができない。Cをつけることによって私の授業に出なかったことの影響を与えることができる。まぁ、一度も出ないのはまずいね。授業に文句があるなら直接言ってほしい。改善するから。

大学の教員をやるようになってもうすぐ5年目になるが、毎年毎年ゼミの雰囲気とか性質は異なり結構楽しめる。今回のゼミは1年生16人でなかなか雰囲気がよく楽しかった。2度コンパをやった。なぜか女性ばかりとなり、男性は4人しか採らなかった。15名程度のゼミを考えていたところ希望者が50名を超えており、選考には困難を極めたが、出来のいい答案をみるとほとんどが女性であったので止むを得なかった。

前回のゼミは、1年生のゼミと2年生のゼミであり、午前2コマ、午後2コマ担当した。人数も各ゼミ25名とした。これは本当に疲れたので、今回は1年生午後2コマのみとし、人数も16名に絞った。これがよかったのかもしれない。来年度も10名〜15名程度にする。

私が学生だった頃赤ちゃんだった人が続々と大学に入ってきて私のゼミを受ける。来年のゼミはどうなるか今から楽しみである。

1月28日には当該大学の講師の集まりがある。その日には埼玉200キロブルベがあるのだが、この集まりで色々聞いておきたいこともあるので来月の千葉200キロブルベに出ることにする。
posted by goiss at 19:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学教員 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする