2007年06月01日

神奈川400km沼津ブルベ走行記(その8・完)

<神奈川400km沼津ブルベ走行記(その7)からつづく>

 第7PCからゴールまでは約36kmの道のりである。これまで雨に降られなかったことに感謝しつつ残りの道のりを走行する。3月に参加した神奈川300km伊豆ブルベの時のように100km雨に降られっぱなしという事態を回避できてとにかくうれしい。もちろん残りの区間もたとえ1kmだって雨に降られるのは嫌である。しかし雨に降られたとしても山間部で降られることはなくなったので、何となく走りにゆとりが出る。

 まずは第7PCから富士川鉄橋までの10kmの道のりである。第7PCから少し走行したところでいったん小さめの橋で富士川を渡る。はるか下にどす黒い富士川の流れがかいま見られる。夜のどす黒い川の流れの光景は結構魅力的なのだが立ち止まって見入ることなくサッサと通過する。
 そこからだいたい10kmの道のりは基本的には平坦基調で時折下り。実に走行しやすく、あっという間という感じで富士川鉄橋にたどり着く。

 この長い長い鉄橋を渡りきると、残り20kmほど沼津市街地に向けてひたすらまっすぐ走る道のりである。いよいよこのブルベも最終局面まで来たかと感無量である。さすがに深夜だと交通量は少なく走行しやすい。しかし通算走行時間はもう15時間くらいになろうか。さすがに出発当時のフレッシュな脚というわけにはいかず、時速25km〜30km程度のペースで淡々と走行する。

 富士川鉄橋からしばらく走行すると、前を走行しているおじさんに追いつく。このおじさん、第7PCで話をしたときには最後の道のりはのんびり行く心構えとのことであった。「マイペースでのんびり行きましょう」と私が声をかけて私がおじさんの前に立って走行する。ここからは時速25kmくらいのほどよいペースで走行する。以後ゴールまでこのおじさんの前に立って時速25km程度のペースで走行する。この通り結構信号が多く頻繁に止められる。

 富士市を通過し、沼津市に入ったあたりでポツラポツラと水滴が落ちてきて、「こりゃ降ってきたかなぁ」と思ったが、幸い水滴がポツラポツラと落ちてくるだけで終わり、再び25kmペースで快適に走行する。「もう雨の心配はないだろう」と勝手に思いこんで、急ぐことなくほどよいペースで行くことにする。

 沼津市に入ると右手に延々と松林が展開する。この松林が終わると沼津市街地なのだが、この松林が長い。行けども行けども全く切れる気配がない。しかもほどよいペースでクランクを回しているので依然として時速は25km程度と大して速いわけではない。ただ道路の交通量は少なく、信号はほとんどないので楽しく快適な走行を楽しむことができる。「早くゴールして休みたいなぁ」という気持ちと、「ああこのブルベももうすぐ終わってしまうのか」という名残惜しい気持ちが交錯する。

 松林を右手に見ながら延々と走ってようやく沼津市街地にたどり着く。沼津市街地を信号に止められながらのんびりと走行して三園橋の交差点に至る。三園橋を渡ってまっすぐ5kmほど走行すると学習院遊泳場のゴールである。まだ雨は降ってこない。どうやら雨に降られることなく無事にゴールまで走れそうである。時折信号に止められながらも時速25km程度のほどよいペースを保って学習院遊泳場にたどり着く。ゴールまで雨に降られずに無事走行できたことをおじさんとともに喜び合う。

 学習院遊泳場敷地内は砂地なので、敷地内では自転車を降りてブルベの人がいる建物に向かう。木造平屋の建物である。すると、突如として大粒の水滴がバラバラと落ちてきて、あっという間に勢いの良い雨模様になる。あわてて自転車を建物の軒下に置き、ブルベの人がいる建物へと向かう。もしあと3分でも遅れて到着したら、びしょびしょになってゴールインしたであろう。本当に良いタイミングでゴールできて良かった。

 建物の戸を開けて「すいませーん、到着しましたぁ」と言うと、中から井手マヤさんともう1人の女性の方が出て来、部屋の電気をつけて迎えてくれる。早速建物に上がってブルベカードのチェックを受ける。到着時刻5月6日午前4時15分、19時間15分での到着であった。どうもわれわれが一番最初にゴールしたらしい。ブルベは速さを競うものではないので、順位なんかどうだっていいのだが、一番乗りであればそれはそれで気分のよいものである。部屋の中にはカップ麺やお菓子、ソフトドリンクなどが所狭しと並んでいる。私は若干おなかが空いていたのでカップ麺を食べる。何というか、このゴール地点、座敷でのんびりできるのでとても気に入っている。しかも奥の部屋で仮眠もできる。

 私がゴールしてから15分〜30分位の間に、数人の人が続々とゴールする。依然として雨は強く、皆びしょ濡れでゴールする。係の人があわてて部屋の中にビニールシートをしいて濡れた人の対応をする。私はしばらくブルベの人と歓談したりお菓子を食べたりしながらのんびりとする。次第に空が明るくなって夜が明ける。何とも充実してのんびりして良い感じで過ごす。その後眠くなったので、奥の部屋で午前5時頃仮眠させてもらう。

 仮眠から目覚めると午前9時頃。目覚めてからブルベの人たちにご挨拶して、風呂に入る。このゴール地点、別棟に風呂があって管理人さんのいる時間に利用できる。風呂は広く清潔で実に気分がいい。何百キロも自転車に乗ったあとの風呂は格別である。

 その後輪行支度をしてタクシーを呼び、ブルベの人たちにご挨拶してからタクシーで沼津駅へと向かう。沼津駅に向かうタクシーから、ブルベの人が走行してあとわずかでゴールするのが見える。依然として雨が降っている。

 沼津駅に着くと、どうも電車の故障の関係か何かでなかなか電車が止まっているようである。ホームに行くと、電車は朝の東京メトロ東西線のような大混雑。しかも全く動く気配がない。とてもそんな電車に自転車を持って乗れないので、適宜電車をやり過ごす。その電車が出発した後、すぐに三島行きの電車が出るようだったので、それに乗って三島に向かう。
 そんなことがあったので、新幹線に乗ったのはお昼近くになった。普段はこの時間の新幹線はガラガラなのだが、この日は連休最終日であり、連休から東京に戻る人で混雑していた。それでも新幹線の車両の一番後ろの席の後ろ側のスペースは空いていたので、そこに自転車を置いたあと空いている座席に座ることはできた。こだま号だからこそ座れたわけで、たぶんひかり号とかのぞみ号とかだったら座れるどころか自転車を乗せることも難しかったかもしれない。

 東京についても依然として雨であるためタクシーで帰宅する。雨+連休帰りの人でタクシー乗り場は長蛇の列だったが、タクシーの供給が多いためさほど待たずに乗れて良かった。

 そんなこんなで無事にブルベを終えて帰宅する。とにかく雨に降られないことを考えて自転車に乗り、ひたすら自転車をこぐことを楽しんで終わった楽しい2日間であった。次は6月2日の神奈川600km沼津ブルベである。こちらも楽しく安全にひたすら自転車をこぐことにしよう。

(完)
人気blogランキングへ←是非ワンクリックをお願いします。


posted by goiss at 14:01| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんちわ。
505シリーズを日にちをかけ、最後まで拝見いたしました。
自分が走った421と完全にだぶらせることができ、全ての風景を思い出すことができましたよ!。
(タイムは全く違い追いつけなかったのですが(^^;;)
明日再び遊泳場に行かれるんですね。お会いできるのを楽しみにしています。
Posted by noahpon at 2007年06月01日 18:28
>noaponサマ
ご来場ありがとうございます。この走行記は、後でまたこのブルベに参加するときのための備忘録として、また走行の思い出として、比較的詳しめに書いています。走行中に写真を撮るのが苦手なので、できるだけ文章で風景や走行の様子を表現するように努めています。それゆえ、「全ての風景を思い出す」と言っていただければ、私のこのブログでの試みは、少しは成功したかなぁと思います。コメントありがとうございました。

6月のブルベでは、noaponサマゴールのときにちょっとだけお声がけしただけで終わってしまいスミマセン。またいつかどこかのブルベでお会いできることを願いつつ。
Posted by goiss at 2007年06月08日 00:15
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。