2014年06月03日

2014年佐渡ロングライド(その4・完)

2014年佐渡ロングライド(その3)からつづく

【多田エイドステーションから小木エイドステーションまで】

多田エイドステーションから小木エイドステーションまでは22kmと距離はさほどでもない。小木は両津とともに佐渡の港町であり、ここはエイドステーションとしては外せないだろう。

風は若干向かい気味ではあるが、両津多田間ほどではない。この区間も両津多田間と同様、ちょこちょこアップダウンはあるが比較的平坦な区間である。しかも海沿いで景色もいい。海なし県で育ったワタシは海の景色に飽きることはない。佐渡に来て自転車に乗ってよかったと思う。

そういうわけでさほど時間も取らずに小木エイドステーションである小木港に到着する。ここは我々が佐渡にフェリーで到着したときの港だが、エイドステーションとして使われているとなんとなく景色が違うような気がする。ここでも俵型おにぎりやバナナを食べて一休み。

【小木エイドステーションから素浜エイドステーションまで】

小木素浜までは18キロと距離は短い。しかしなかなかのぼり甲斐のある坂が控えている。特にこの区間の終盤に現れる長くて割と斜度のある坂が結構大変。この坂は昨年のコース変更の際に付け加えられた坂で、佐渡ロングライドの難易度を明らかにあげている。

まずは小木エイドステーションを出てからちょっと走って若干のさかのぼり。距離はたいしたことはないが楽という感じではない。で、この坂を上ると少々アップダウンがある。ダウンの部分は脚休め。すると心地よい風が吹いてきて気持ちいい。坂を上った後なので比較的高台を走る。引き続き山と海の風景の中を走る。

しばらく走ると宿根木の景観保存地域。かつて宿根木は佐渡南端の寄港地として栄えたらしい。佐渡ロングライドのコースではその街並みは通過しないが、ところどころ「ここ宿根木です」みたいな表示があった。

宿根木のあたりをとおって沢崎灯台の方に向かう。沢崎灯台は佐渡最西端にある灯台だが、今回沢崎灯台には向かわず、さらに海沿いの細めの道を走る。海が間近な細めの道。潮の香りがすごく強くて海岸線サイクリングの雰囲気が出、結構気分がいい。潮の香につつまれてサイクリングをする機会はそうめったにあるものではない。

そんなわけで気分よくサイクリングをしていると、いつのまにかどういうわけかワタシの後ろにピッタリとくっついて走っている人がいる。沢崎灯台近くでは後ろに全く誰もいなかったのに数キロ走るだけで私に追いつくくらいなのだから、ワタシよりも明らかに脚力があるだろう。さっさと私を追い越していけばいいのにどういうわけかいやらしくピッタリと後ろにくっついている。ワタシを風よけにでも使っているのだろうか。

こういう手合いは嫌いなので、この区間の終盤に現れる長くて斜度のある坂に向かう曲がり角で露骨に速度を落としてそいつらを前に行かせる。

さて問題の坂に遭遇する。2012年までは、その問題の坂はコースには存在せず、別の坂が存在した。これもまた壁のような坂で(最大斜度10%近くあったと思う)、時折クランクを回しきれなくなってパッタリと立ちゴケするひとを稀にみることがあった。しかし、せいぜい1km位の短い距離なので、ちょっと気合を入れれば切り抜けることが出来た。
しかしながら、その坂を上った後の下り坂で住宅地を通るところ、参加者が坂を下り損ねて住宅に突っ込んだことがあったため、その坂のコースを使うことができなくなった。そこで2013年から別の坂のコースを採用したところ、この坂がおそらく2〜3km前後は続いているであろうと思われ、しかも最大斜度は9%あるという、なかなかの坂である。

それでも最初は重心を前の方に出して脚の重さをかけて走るという竹谷式走法で走っていたが、だんだんそれも通じなくなってきてヘロヘロしながら走る。昨年この区間では誰かが変な太鼓をたたいていて、自転車走行のリズムを崩されとても走りにくかったのだが、今年は太鼓をたたいている人はいなかった。太鼓に対して苦情があったのだろうか。

周りの人も楽々と上っているという感じの人はほとんどおらず、みなクランクをまわすのがやっとという感じでヘロヘロと坂を上っている。そんなわけで、私一人脚力が劣るというわけでもないのだなぁと妙に安心する。

ようやっとという感じで問題の坂を上ってようやくくだりに入る。下りは楽。木陰の細い道を涼しい風に当たりながら気分よく走行できる。道が狭いのでそんなにスピードを上げられず、用心しながら走る。

坂を下り終えると砂浜近くの道。空が広く、周りは草原で荒涼とした趣があって面白い光景。浮き砂にタイヤを取られないように気をつけながら走る。そうした道を走って素浜エイドステーションに到着する。ここは浜辺のエイドステーションで、海がすぐ近くにあって景色がいい。
まだ二つ上り坂を残しているが、残り30km程度の距離であり大したことはない。楽しかった佐渡ロングライドも、もうあと30km程度で終わってしまうかと思うと若干さびしいものがある。ここでも俵形のおにぎりやバナナを食べて補給し、ゴール地点へと向かう。

【素浜エイドステーションからゴールまで】

素浜エイドステーションを出て少し走るとすぐに坂のお出迎え。2〜3kmくらいは続いていると思われる坂で最大斜度が7%ある。ブルべのような特殊ロングライドだと、このような坂には頻繁に遭遇するので、ブルべをやっている私にとってはさほど気にならない坂だが、そうでもないと「ロングライドの終盤に来てこれかよ」となかなか苦労されると思う。
こちらも何とか重心移動走法で切り抜ける。この坂は、「やまめ走法」とか「重心移動走法」とか、坂のぼりのために覚えた走法を実際に試すのに結果的に使っていることになっている。

この坂を上り切って国道350号線に入る。ここから道が広くなって走りやすい。この道をしばらく走った後くだりに入る。このくだりの道も結構広く、しかもほとんど車が通っていないので、安心してスピードを出して下ることができる。結構気分がいい。

坂を下りきって海沿いの道を走る。ここをまっすぐ行けばゴール地点である。しばらくの間涼しい風に吹かれて左手に海を見ながら気分よく走る、が、またしても坂がドバーンと控えている。最後の山場だ。最大斜度7%と結構のぼり甲斐がある。

最初比較的斜度のある坂を上る。まぁ1kmくらい上る感じだろうか。その後斜度は緩くなるがダラダラと続く坂を上る。これが1.5km〜2kmくらいの感じ。それを上りきってしまうと、若干のアップダウンを伴う感じの道。最大の山場を切り抜けたことがあって足取りは軽い。高台から望む海がきれい。

高台区間を下って平坦地を走ると市街地に入る。市街地にはいると交通量が増えて信号があるため、従前程の快走というわけではないが、まぁ最後だからいいやと思う。

市街地を抜け、ゴール地点へと向かう交差点を左折すると、河原田の町に入る。そうすると、スタートしたときに目の当たりにした風景が出迎えてくれ、ゴールが近いことを実感する。210キロと距離はそれほどでもないが、しかしよく走ったなぁと思う。

そうこうするうちに、ゴールへのストレートに入る。せっかくなのでダンシングしてスピードアップしてゴールする。MCがワタシの名前を呼んで「おかえりなさ〜〜い!!」と声をかけてくれるのがなんとなくうれしい。

ゴール地点近くに、今回の佐渡行きのツアーを組んでくれた吉田自転車のエディさんがいらっしゃったのでごあいさつ。そしてゴールの受付に行って完走証をもらい、そこでふるまわれている味噌汁をもらって食べる。実においしい。

210キロ走りきってゴール地点の広場に自転車を置き、味噌汁を食べながら広い空を見上げて一休みする。ワタシは佐渡ロングライドとグレートアース石垣ライドという、海沿いを走る自転車イベントに参加しているが、やはりゴール地点に海があって空が広いとすごく気分がいい。

その後エディさんのところに行くと、一足先に130キロコースでゴールしていた一史さんがビールを飲んでいるのをみて私もビールを飲みたくなり。ビールを買ってきて飲んでみる。いや〜210キロ走った後のビールは実にうまい。

そうこうしているうちに、家内やツアーの他の人たちが続々とゴールする。みんながゴールしたあと宿の桃華園に戻って打ち上げ。自転車の好きな人たちと自転車ロングライドイベントのあとで飲む酒は本当においしい。これからもいつまでもこういう酒を飲めるようにありたいものだ。

(完)
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posted by goiss at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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