2014年05月30日

2014年佐渡ロングライド(その3)

2014年佐渡ロングライド210(その2)からつづく

【はじき野エイドステーションから両津弁当ステーションまで】

はじき野エイドステーションから両津弁当ステーションまでは28km。はじき野エイドステーションは佐渡島の北東端にあたり、両津まではそこから南下する形になる。

ようやくサイコンが正常に作動して速度表示がちゃんと表示されるようになったが、サイコンが作動しなかった時間があったため走行距離は正確に表示されていない。そのため、スタートからエイドステーションまでの距離と、そのエイドステーションでサイコンに表示された走行距離との差をだし、現サイコンの表示にその差を足して現在の実走行距離を推測する。もっとも、28km程度走れば弁当ステーションなので、それほどペースを気にするような距離でもない。

このあたりも細かいアップダウンはあるものの、きつかったり長かったりするものではなく、楽しく走って切り抜けられる程度のもの。依然として海沿いの風光明媚な中を走る。

このあたりから、徐々に向かい風が吹いてくることがある。上り坂であれば重心移動することで負担を軽減し、切り抜ける道はあるが、向かい風だと何ともしがたいものがある。それでも時速25km〜30km程度で走っていて、ふと後ろを振り返ると、数人が列車のようにワタシの後についていてピタリとも動かない。

ワタシはどちらかというと一人でマイペースで走るのが気楽でいいので、誰かに後ろにつかれると気楽さをそがれていやである。しかも誰かが断りもなくワタシを風よけに使っていると思うとすごく不愉快。ワタシはあんたの風よけになるために走っているんじゃないよ。自力で走れ意気地なしと言いたくなる。

そういうわけで、わざとスピードを落としてそいつらを前に行かせ、再び淡々とマイペースで単独走行する。で、再びそいつらに迫ってきたら、遠慮なくぶっちぎる。その時は向かい風がなかったので、そいつらをぶっちぎってそのままマイペース走行できる。

両津弁当ステーションまでの間はさほど向かい風は強くない。左手に青い海、右手に新緑の山をみて、時折風に吹かれて自分だけの力で210キロ完走に向けてひたすら歩みを進める。数千人も集まるイベントとは思えない脱日常感がそこにある。

そんな調子で走っていくと、新緑の山並みが切れて街並みになってくる。両津漁港が近いことがわかる。そのあたりになると信号が出てきて普通に街の中を走る感じ。そこを2〜3キロほど走ると両津弁当ステーションとなっているおんでこドームに到着する。およそ午前10時23分ころの到着である。

ここではエイドステーションで出されるバナナやオレンジ、スポーツドリンクの他、弁当が出される。おにぎりや鳥のから揚げ、スープなど。あまり大量に食事を出されるとおなかいっぱいで動けなくなってしまうのでちょうどいい量である。時間的には余裕があるので、コーラを自動販売機で買って飲んでしばらく休む。

この日はすごくいい天気で気候は穏やか。数年前に佐渡ロングライドに参加したときはすごい雨で出走を断念したことがあったのがうそのよう。佐渡ロングライドもあっという間に残り半分になってしまったという感じ。休憩を終えて再び自転車走行を始める。

【両津弁当ステーションから多田エイドステーションまで】

食事をとって十分休み両津弁当ステーションを出発する。両津弁当ステーションから数キロの間は市街地や住宅地であり信号もあるが、そこを抜けると再び海を左に新緑を右にみて自転車走行する。

自動車でのドライブは自分の力を使わず、しかも自動車の中で気象条件の影響を受けずに高速で道路を走るが、自転車でのサイクリングは自分の力だけを動力源とし、しかも自然の空気に体がむき出しのまま気象条件の影響をもろにうけて走行する。それでいながら時速30km前後のそこそこのスピードが出る。その結果、より肌で、間近で、走行環境を感じながら走行することが出来る。それだけに、周囲の環境から受けるインパクトが大きく、周囲の環境が脳だけでなく体に記憶として残る。

例えば、同じ海岸線を走るにせよ、自動車で走ると、風光明媚とか、風が心地よいとかいう印象だが、これが自転車になると、そうした風景に対する感想だけでなく、「この坂結構きつい」「路面が悪くてタフな道だ」「追い風最高」とか、走行に関連する周囲の環境一切合財を含め、しかも自動車で走るよりも深いインパクトを残して体験できる。それでいて長距離を移動できるスピードを持ち合わせているのだから、自転車とは何ともユニークで面白い乗り物だと思う。

両津弁当ステーションから多田(「おおた」と読む。)エイドステーションまでは40km。佐渡ロングライドの区間の中では最も長い区間である。この区間から「小佐渡」と言われている区間を走る。
この区間は大した坂はなく、アップダウンがちょこちょこある程度である。しかし、この区間では向かい風が結構きつい。はじき野あたりからゆるく吹いてきた向かい風が、この区間で本番になる感じである。

それでも今回の場合、前半20km位はさほど向かい風はなかった。しかし後半20km位のところで向かい風が強くなってきて、時速25km前後しかスピードがでない。そんなわけでエンヤコラサッサと自転車をこいでいてふと後ろをみると、コバンザメのようにワタシを風よけにしているやつが一人いるではないか。こういうチキンがいるとすごくイヤ。時速15km程度に露骨に速度を落としてそいつを先に行かせる。

すると、その直後に、時速28km程度で快走する列車が来たので、それに飛び乗る。本当はその列車を風よけとするのは本意ではないのだが、ワタシの走行ペースに合致していてしかもその列車をぶっちぎるまでの脚力はないので、不本意だがその列車のペースに合わせて走行する。場合によっては先頭交代してもいいつもり。

この佐渡ロングライドの場合、集団走行のルールをわきまえていないヤツが多く、風よけに人をつかうためやたらと寄ってきて先頭交代もしないという輩が多い。数千人から人が集まってくるとこういう事態になるのだろう。

その列車に乗ってバシバシ走行する。ワタシにコバンザメのようにくっついてきたやつもそこに便乗したようだが、千切れた模様。そのまま後半15km位走ったところで住宅地に入り、そこでスピードを若干落として列車解消。ワタシが先頭を引くまでもなかった。

そんなわけで向かい風に悩まされながらも多田エイドステーションに到着。両津までのエイドステーションはいつも人でにぎわっているが、ここからは割と閑散としてくる。ここからは210キロコースの人だけになるため。例によってバナナ、オレンジ、俵型のおにぎり、スポーツドリンクがふるまわれて至れり尽くせり。
ここで小休止して次の小木エイドステーションを目指す。そこまでは20km程度しかないのでまぁたいしたことはない。

(つづく)

人気ブログランキングへ←他のブログも面白いですよ
posted by goiss at 13:23| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック