2007年02月12日

北海道での猟盤

北海道での思いでとして、ジャマイカ訪問のほかCD屋訪問もあり、ブログ用に書きとめておいたが、なかなかこれをアップする機会がなかったので、この際アップする。

【1月27日】
Victor Feldman / Suite Sixteen (Contemporary)
Les Modes / Mood in Scarlet (Dawn)
V.A. / Havana Jam II(CBS)
いずれも札幌フレッシュ・エアー

 1月27日札幌旅行中に狸小路をブラブラと散歩していると、狸小路6丁目にフレッシュ・エアーという中古屋を見かける。”ROCK”の他、”JAZZ”という文字も見かけるので反射的・衝動的にこの店を見てみたくなる。だがこのとき家内や子供と一緒にブラブラしていたので、とりあえずホテルに家内や子供と戻ってから改めてこの店に出かける。

 店に入ると圧倒的に中古LPが多い。LPレコードが商業的に発売されなくなって久しいのだが、依然としてLPの人気は高い。そういうわけでLPレコードの需要と供給の関係は供給側有利と思われる。近時CDの廉価化が進み、最近はジャズだと1000円CDも出てきている。そのような状況では中古CDの販売価格は低くならざるを得ず、中古CD販売は商業的には結構困難なのだろう。このような状況では、中古LP販売の方が収益性があるので、中古屋はどうしてもLPレコードの扱いを主とすることになると思われる。
 特に、ジャズLPの場合、「オリジナル版」と呼ばれる初回プレス版が希少価値を有し、かつオリジナル版と異なり分厚い音がするといって珍重されるため人気が高く、値段もまた高い。中古LPの場合、そうした高額人気範疇の商品があるため中古屋は商売が成り立つのだろう。
 中古CDの場合も、「紙ジャケット廃盤CD」「希少廃盤CD」「オリジナルデザインジャケットCD」(初版のジャケットのデザインのCD。CDは再発のたびにジャケットのデザインを変える場合があるので。)といった方向でそうした高額人気範疇の商品を作ろうとしているが、なかなかうまくいかないようである。

 それはさておき私はLPレコードには関心がないので早速ジャズCDのところでCDを眺める。ジャズCDの割合はパッとみた感じ全体のCDのうち25%あるかないか位であろう。さすがにディスクユニオンジャズ館のように、店全体の壁面をジャズCDが埋め尽くすという感じではなく、商店街の通常の店舗ほどの広さの壁面のごくわずかなスペースを取っているに過ぎない。しかし在庫のクオリティは低くないのでなかなか楽しめる。

 まずVictor Feldmanの上記作品が目に付く。Victor Feldmanは英国出身のピアニストで、ヴィヴラフォンもこなし、作曲編曲もこなすという多才な人だが逆に器用貧乏ともいえる。私はこの人の、”The Arrival of Victor Feldman”という中古CD作品を15年ほど前に探しまくっていたのだが見つからず、CD屋でこの人の作品といえば、上記Suite Sixteenばかりであった。そのためThe Arrival of Victor FeldmanをCDで買ってからこのSuite Sixteenを買おうと思っていた。幸いにしてThe Arrival of Victor Feldmanはその後輸入盤でも国内盤でも再発され、今ではこれは入手しやすい盤となっているが、今度はSuite Sixteenを市場で見かけなくなった。そういうわけでSuite Sixteenを見かけたので購入しておく。

 次に目に付いたのが、Les Modes というグループの、Mood in Scarletという作品である。チャーリー・ラウズらで構成されたクインテットである。ギルド・マホーネスというなかなか渋い玄人好みのピアニストの参加が光る。このクインテットの作品のうち、"Les Jazz Modes"という作品は既に所有していたので、これ幸いとばかりに2作目も買うことにする。この作品は、もともとDawnというレーベルから出ていたが、最近はBlue Moonというスペインの会社から再発されている。しかしこのBlue Moonの再発物、最近新品で売っているのか売っていないのかよくわからない。そういうわけで、中古で見かけたときが即買いどきである。

 最後に目に付いたのが、"Havana Jams"という作品である。ハバナでウェザーレポートらの豪華メンバーが出演したライブを収録した豪華アルバムである。それが2枚組みで1200円で売っていたので、わけを店主に聞くと、2枚目に大き目の傷があるからだという。確かに検盤すると、2枚目に大きな傷がついている。しかし。幸いなことにそれは無音部についた傷なので、再生には影響はなさそうである。しかも、この作品、紙ジャケットであり、珍しい装丁である。ディスクユニオンお茶の水ジャズ館の廃盤中古紙ジャケセールあたりで5千円位で売っているやつである。そういうわけでこちらも買うことにする。

フレッシュ・エアーは決してジャズ専門の中古CD屋というわけではなく、決して在庫は多いというわけではないが、その在庫にはなかなか括目すべきものがあり、満足な買い物をすることができた。

【1月28日】
Mahalia Jackson / Newport 1958 (CBS)
札幌Records Records

 ジャマイカというジャズ喫茶を訪問して、札幌にジャズの中古CDが売っているところはどこかと聞くと、上記フレッシュエアーの他、上記レコーズレコーズがあるというので、1月28日レコーズレコーズに行ってみる。

 レコードマップを手にレコーズレコーズの場所を探す。レコードマップは、学陽書房から毎年出ている全国のレコード/CD屋を収録した本である。私みたいな中古CD中毒の人間には欠かせない本である。
 
レコーズレコーズの本店と思しき店にまず行ってみると、開店前である。そこで、その支店と思しき4プラ店に行ってみる。レコードマップを見ると4プラの7階にあるというので、7階に行ってみると、小さな専門店が軒を連ね、そこを丹念に探したのだが、レコーズレコーズが存在する気配が全く見られない。私の手持ちのレコードマップは2003年度のやつなので、2003年当時は存在していても現在は消滅または移転したのかもしれない。
 
 レコーズレコーズの開店時間にはまだ間があったので、札幌タワーレコードに寄る。タワーレコードがアメリカから日本に進出したのが1980年。そしてタワーレコード日本1号店が札幌店であることは、意外に知られていないと思う。タワーレコードには新品輸入盤の購入ではいつもお世話になっているので、タワーレコードに敬意を表し、日本第一号店を訪問する。すると、中身はどこにでもあるタワーレコードと同じで、別に一号店だからといって特に変わったところはない。当然であろう。そういうわけで、店内をしばらくぶらぶらしてレコーズレコーズへと向かう。

 午前11時すぎにレコーズレコーズにつき、ジャズCDの棚をみる。ここもそれほどジャズCDが多いとか、ジャズCDを専門としているというわけではない。どこにでもある普通の中古CD屋である。そして、中古CDよりも中古レコードの割合が多そうである。
上に述べたように、中古CDはそれほど高く売れるものではなく、収益性の観点からすると、中古レコードの方が高いからだろう。

 そういうわけで、ジャズCDの棚をすみからすみまでみるが、これといってお金をだして欲しいという作品は売っていなかった。念のため他のジャンルのCDもブラブラと見ると、R&Bの作品のところに表記作品が1100円で売っていた。これもディスクユニオンお茶の水ジャズ館の廃盤紙ジャケCDセールで3000円くらいで売っている類のものである。マヘリア・ジャクソンの作品は適価のものがあれば欲しいと思っていたのでこれ幸いとこれを購入することにする。

 札幌まできて中古CDを漁るとは、また子供に「北海道まで来てそれかよ」といわれそうである。しかし、私は、訪れた土地の中古CD屋における作品との一期一会が、その土地を訪れる楽しみの一つと考えている。その意味からすると、札幌CD屋探索は結構楽しいものであった。これからも中古CD屋がありそうなところに旅行するときは事前にチェックして中古CD漁りをしてみたいものである。

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posted by goiss at 23:46| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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