2016年06月20日

BRM528神奈川600興津ブルべ(その5)

【ホテル〜PC5】

さてルートイン塩尻北を午前9時ちょっと前に出、国道19号線を5キロほど走って高出交差点を左折し、国道20号線に入る。ここは珍しい交差点で、ここを右折すると国道19号線が続き、ここを直進すると国道153号線が始まる。つまりここは国道19号線が通るとともに、国道20号線と国道153号線の始点/終点である。

国道20号線に入って若干平坦な部分を走ると塩尻峠へののぼりが始まる。10年前に初めて神奈川ブルべを走行したときは、塩尻峠の長いのぼりに難儀した覚えがあるが、もう神奈川ブルべで何回も塩尻峠を上っているので、だいぶ慣れてきてのぼりのペースがわかってきた。そのため今ではさほど難儀を感じない。
のぼりはじめから峠までの距離はだいたい8キロ。上り坂部分でだいたいフロントアウターギアで上れる比較的緩い上り坂である。およそ時速13キロ〜10キロくらいの感じでゆるゆると上って塩尻峠を越える。

塩尻峠からズビャーと下って岡谷インター西交差点を右折、引き続いて山下町2丁目交差点まで1キロほどの間ズビャーと下る。この岡谷インター西から山下町2丁目までがなかなかの急坂。ときおり10%くらいある急坂のため、急坂の下りの苦手なワタシはおずおずと下る。山下町2丁目から天竜橋まで2キロほど岡谷市街地を走行する。この近辺は若干交通量が多いので慎重に走行する。

天竜橋を通って天竜川をわたり、T字路を左折して諏訪湖畔を走行する。諏訪湖は天竜川源流の地。天竜川の起点である釜口水門を見て、「このブルべで自転車に乗りながら目の当たりにしてきた天竜川はここからその流れが始まっているのかと感無量になる。今度は諏訪湖の水面を左に見ながら気持ちのいい自転車走行をすることができる。一年に一度このブルべに参加して味わうことのできる美しい景観である。
とはいえ、諏訪湖はさほど大きい湖という感じでもないので、数キロ走行して諏訪湖とお別れ。淡々と自転車走行して湖南T字路を左折。すると諏訪大社の近くであることから諏訪大社の案内が随所に見える。そんなところを5キロほど走行すると中河原交差点に至り。ここを右折して国道20号線を走行する。

中河原交差点からおよそ20キロ弱の間は緩やかなのぼり。そこでの最大の山場は坂室トンネルまでののぼり。かつて坂室バイパスができるまでは、なかなかのぼり甲斐のあるコブを二つくらい越えていたのだが、坂室バイパスができてから、とりあえず1キロ少々くらいあろうと思われるまっすぐでダラダラ続く上り坂をエンヤコラサと坂室トンネルまでのぼればよくなった。

それにしてもこの日いい天気で暑い。坂室トンネルを越えてから適切なコンビニがあればそこに入ってシュワシュワでも飲んで休もうかと思っていた。そんなわけで坂室トンネルを越えたあとしばらく走行したところにローソンがあったので、そこでコカコーラを飲んで一休みする。やはり同じことを考えたブルべの人がここに立ち寄って一休みしていた。
坂室トンネルを越えると、次はいよいよ富士見峠。しかし茅野市側から富士見峠を上る場合、かなり緩やかなのぼりになるため、「ちょっと上り基調かな〜」と思いながら走行していると、知らぬ間に富士見峠に到達しているという塩梅である。

例年富士見峠を越えると国道20号線を韮崎までひたすら下って20キロほど爆走するのだが、今回は富士見峠から2〜3キロほど走ったところの下蔦木交差点を左折して七里岩ラインに入るというコースをたどる。走行前のブリーフィングでは、下り基調で気持ちのいいサイクリングが楽しめるとのことであった。

ところが!! 下蔦木交差点左折後、なかなかのぼり甲斐のある坂を3キロほど上らされる。そして上った後は下りだヒャッハーと楽しみにして七里岩ラインに入ると、一向に下りになる気配がない。時折下りがあったかと思うと再びのぼり。全体としては下り基調なのだろうが、アップダウンを繰り返しつつも全体として下っているという感じで、全く下り基調の恩恵を全く感じられない。むしろ茨城のビーフラインに近い大波小波区間である。七里岩ラインに入って最初の9キロはむしろ上り基調という感じ。

七里岩ラインを9キロ走り、高架をくぐってさくら寿司信号を右折した後、ようやく下りらしき気配が感じられた。その後、ところどころ長い下り坂が続いて、まぁ一応下り基調であることはなんとなくわかった。しかしそれにしても、国道20号線のような、20キロほぼ下りっぱなしというような下り基調ではない、上り下りで下りの割合がやや勝るかなという感じの下り基調である。ここにきてわざわざブルべの難易度を上げなくてもいいだろうと思った。くそ暑い中汗だくになってひたすら自転車で上って下って上って下る。
唯一の救いは、「ハッピードリンクショップ」の自動販売機が随所にあって、少なくとも水不足で熱中症になるおそれがないことくらいか。あまりに暑いので一度自動販売機で冷たいシュワシュワを飲んで生き返る。

そんなわけで、20数キロ七里岩ラインを走行して韮崎の市街地に入る。さすがに韮崎の市街地に入ると若干の信号峠があって走りにくい。で、韮崎の信号峠を越えると次は甲府を目指す。その途上、突如としてなかなかのぼり甲斐があってダラダラと続く坂を上らされ、その坂を上りきるといきなりドヒャーと長い下り坂を走ってすり鉢状の市街地に入る。まさに盆地に入ったという感じである。

で、次は甲府市街地の信号峠。韮崎の信号峠以上に信号と交通渋滞がむごい。激混みの道路の中、ちょっと進んでは止まり、また進んでは止まり、相当タイムロスした上に全く面白くない。

今回のブルべでは、サラダ街道区間を短くするため、従来の国道20号線コースから七里岩ライン〜甲府まわりのコースにしたらしいが、七里岩ラインで難易度が上がった上に、韮崎と甲府の信号峠を通らされて実に楽しくない。サラダ街道の区間は長くてもいいから、七里岩ラインと韮崎・甲府の市街地通過・信号峠は避けてほしい。特に甲府市街地は面白くないし交通量が多くて危険であるから来年のコースでは避けるべきだろう。

甲府の渋滞&信号峠を越えた後しばらく走行すると、何だかよくわかんないトンネルをくぐる。「本当にこのコースで合っているのかな〜」と不安に思いながら走行するが、行けども行けども次の目印の「十郎橋西」交差点が出てこない。トンネルを抜けて走ると、あたりは市街地の趣から一転して山の中。おそらく石和温泉の近辺なんだろうな〜と思う。

「本当にこのコースでいいか?」と疑念を持ちつつ走行していると、前の方にブルべ参加者が見えてなんだかほっとする。そのまましばらく走行すると、ようやく「十郎橋西」交差点が出てきて、そこを右折してまもなくすると、最後のPCであるセブンイレブン甲府和戸店に到着する。

この日はなかなか天気が良くて暑い。この暑い中ホテルからここまで100キロ近く走行した。しかも昨年のこのブルべよりも明らかに道のりがタフになっている。そんなわけでワタシはここで食事をとったりシュワシュワを飲んだりしてゆったり休む。他の参加者の方々もそんな感じ。

このブルべも残りあと100キロ。難所らしい難所といえば割石トンネル前の若干ののぼりの他は、南部の15キロくらいのアップダウンくらいのものである。時間的にも余裕があるし、まぁここまで来たら完走だろうな。残りの区間100キロをめいっぱい楽しむつもりで走ろうと思い、最後のPCを後にする。

(つづく)
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2016年06月17日

BRM528神奈川600興津ブルべ(その4)

【第3PC〜第4PC、ホテル】

さて次の区間は第3PCのサークルK東かなえ店を出て80キロほどひたすら国道152号線を走行する。この間辰野までほぼ天竜川と並行して走る。その後塩尻市内を通過し、サラダ街道をひたすら30キロほどまっすぐ走って第4PCのセブンイレブン西穂高店にいたるというおよそ110キロの道のりである。富士見峠より先の区間を伸ばしたためサラダ街道の区間は若干短縮されている。

第3PCから10キロほどは平坦だが若干交通量がある。そこから先松川町に入るまでの間に若干ののぼりがあり、松川町に入ってからズビャーと下る。そこから先駒ヶ根市までのおよそ20キロの間は、第3PCの阿南のアップダウンほどではないが、若干のアップダウンを伴う区間。脚にこたえるという感じではなく淡々と走行する。駒ヶ根に入るとなんとなく視界が開けてきて道のりが平坦になった感じ。実際はのぼり基調なのだが、あまりのぼりを感じさせず平坦基調という感じ。そのまま伊奈へと走る。

伊奈に入ると天竜川を右にみて走る形となる。神奈川400キロブルべでは漆黒の闇の中富士川を左に見て走るのが好きであるが、このブルべでも同様に闇の中を天竜川を右に見て走るのが好きである。このブルべの他参加者のブログをみると伊那で仮眠をとる人が多いようであるが、ワタシは第4PCまで走り切ってしまってそのあと塩尻で仮眠をとるつもり。そのため継続して闇の中を淡々と走行する。

南箕輪村に入ったあたりから若干ののぼりに入り、細めになった道を上っていくと、箕輪町の市街地に入ってパ〜っと視界が開けて明るくなる。田舎町が続いた中で妙にあかぬけた街の風景である。後で調べてみると、箕輪町は長野県で最も人口の多い町なので、なるほどという感じ。

第3PCから55キロほど走って沢上交差点を左折し、ほどなくして辰野町に入る。ちょうど第4PCまでの中間地点になり、休憩にちょうどいいセブンイレブンがあったので、そこに立ち寄って小休止する。若干眠くなってきたので、眠眠打破を買って飲む。これは意外と効いた。

セブンイレブンで一休みしてから15キロほど走行すると善知鳥峠。平坦〜ややゆるいのぼり基調のところを走っていて、何だかのぼりっぽくなってきたな〜と思い、そこを上っていくとなんとなく風景が峠っぽくなり、「あれ、そろそろ善知鳥峠だったかな」と思っていると、「分水嶺公園 善知鳥峠」の看板が出てくる。辰野側から上ると善知鳥峠は比較的緩い上り坂である。善知鳥峠を越えてから、下大門交差点までのおよそ5キロほどの間ズビャーと下りっぱなし。峠道のクネクネ区間は街灯がない区間もあるので慎重に下る。クネクネ区間を過ぎてまっすぐな下りの区間では、深夜ということがあって車どおりは少なく快適な下り走行を楽しめる。

下大門交差点を直進してちょっと上り、塩尻市の市街地に入る。人通りはまばらだが、市街地だけあってこうこうと街灯が照り明るい。塩尻駅のガードをくぐってしばらく走行して国道19号に出、そこを少々走ってサラダ街道に入る。

サラダ街道は一種の広域農道だが、国道19号線のバイパスとして使われているようで、ときおりでかいトラックが通過する。そのためか沿道には結構コンビニエンスストアが多い。あたりには田畑が広がって漆黒の闇。そのため、景色にはあまり趣はなく、闇の中を淡々と自転車で走る。途中かなり眠くなってきたので、コンビニに寄って眠眠打破をもう一本飲む。これは効くのだが、本来1日1本に限定すべきものであるため、あまり頻繁に摂取するというものではない。眠眠打破を飲んでシャキンと目覚め、平坦なサラダ街道で淡々とペダルの歩みを進める。比較的下り基調なので走行は楽。とにかくいつまでもどこまでも一定のペースで自転車をこぎ続けるという要求をみたすことができる道である。そんなわけで闇のサラダ街道を30キロ走るとセブンイレブン西穂高店に到着。

第4PCのセブンイレブン西穂高店に到着後、25キロほど走行すると、この日の宿泊地であるホテルルートイン塩尻北である。ホテルの予約をうっかり忘れていて、この近辺のホテルを取れず、今回の600キロブルべでは信州健康ランドの仮眠室で仮眠することになるかなと思っていた。ところがブルべの数日前に念のためホテルルートインの空きを検索してみると、なんと塩尻北が1室だけ空いていたため、即座にこの部屋をおさえた。何だかホテルをおさえただけでブルべを完走した気になってしまったが、そのくらい部屋をおさえると安心する。ホテルを取れれば自転車はホテルの部屋に保管できるし、ゆったりと風呂にも入れるし、ベッドで質の高い睡眠がとれる。しかも朝食も取れる。

第4PCを出てから10キロほど走行し、田沢交差点を右折して国道19号線をひた走る。さすがに夜中だったので自動車は少なくて走行しやすい。松本市に入ると市街地を通過するせいか若干信号が多くなる。この辺りから徐々に空が明るくなってきた。松本市から塩尻市に入り、塩尻北インター近辺に来た時にはすっかり空が明るくなっていた。およそ午前4時半ころホテルルートイン塩尻北にチェックインする。

その後部屋に入りとるものもとりあえずベッドに倒れこんで3時間ほど睡眠をとる。目覚めた後は風呂に入ってサッパリする。ブルべで何百キロも走った後の風呂は最高に気持ちがいい。風呂からでてすぐ朝食。バイキング形式の朝食をたっぷりとり、体力がだいぶ回復した。この後はおよそ200キロブルべみたいなもの。夕方日のあるうちになんとかゴールしたい。そんなわけでだいたい午前9時ちょっと過ぎくらいに出発する。

(つづく)

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2016年06月16日

BRM528神奈川600興津ブルベ(その3)

さて第2PCのセブンイレブン引佐井伊谷店から第3PCのサークルK東かなえ店までおよそ117キロ。標高11メートルくらいのところから71キロ走ってこのブルべ最高地点の新野峠(標高1060メートル)に至り、その後20キロほどアップダウンを繰り返して第3PCにたどり着くという、このブルべでもっともタフな区間である。

まず第2PCを出発し、乗本交差点までおよそ19キロほど走行する。最初5キロほど平坦かゆるやかな上りだが、その後2キロほどややのぼり甲斐のある上りになり、その後2コブほどアップダウンを越えて、PCから10キロあたりのところから下り基調になりつつも細かいアップダウンがあって、いつの間にか乗本交差点に至る、という感じである。

乗本交差点からは国道439号線〜国道151号線となり、ここから第3PCまで国道151号線を走行する。最初13キロほどは、ゆるやかな上り坂はありつつも、それほどタフな道のりという感じではないが、13キロほど走ったあたりにドバンとなかなかタフな上り坂が出てきて、そこをエンヤコラサと乗り越えると、もう一山ドバンとタフな上り坂が出てくる。それを乗り越えるとようやく下り基調になる。このふたコブがなかなかタフである。
そのふたコブを乗り越えて下り基調で走行すると、ようやく中設楽交差点のサークルKが出てくる。PC3からこのサークルKまで大体47キロくらい。タフな道のりの中休みとしてはちょうどいい場所にあるので、とりあえずここで休んでコーラを飲んでいく。タフな道のりを走った後コーラを飲むと生き返る思い。炭酸飲料で清涼感を得られるだけでなく、カフェインで目が覚めてエネルギー補給にもなる。

従前のこのブルべでは、このコースを取らずに、天竜川沿いを通って中設楽交差点に至っていた。そのため若干のアップダウンはありつつもそれほどタフな道のりではなく、しかも天竜川沿いなのでなかなか風光明媚であった。しかしこのルート途中の原田橋が昨年土砂崩れで崩落したためルート変更がなされ、タフなばかりであまり趣のない中設楽交差点までの道のりになってしまった。

さて中設楽交差点から再びのぼりの始まりである。ここからが新野峠へののぼり本番という感じである。まずは太和金峠までの9キロののぼり。最初の5〜6キロほどは平坦〜比較的緩やかなのぼりであるが、残り3キロほどがちょっとタフなのぼりである。昨年結構ここで苦労した覚えがあったので、今年は若干覚悟したが、覚悟したせいもあってかさほど苦にならずに上ることができた。で、いつもなんだか崩落しそうで怖い太和金トンネルをくぐってズビャーと2キロほど下り、T字路を右折する。

このT字路から15キロほどで新野峠。15キロほどで500メートル上がる感じ。その間に道の駅豊根があるので、そこで小休止していくつもり。ここから新野峠まではひたすら上り基調。それほど急なのぼりというわけではないが、とにかく新野峠まで残り3キロくらいのところまでは淡々と上っていく感じ。
で、T字路から8キロほど走ったところに道の駅豊根があるので、そこで小休止。トイレに行って、そのあと再び炭酸飲料を飲んで生き返る。周りを見ると、結構ここで小休止をしている人たちを見かける。ワタシみたいに中設楽のサークルKで休んで、ここでも休む人も多い。道中長いし、決して楽な道のりではないので、無理をせずに休めるところで休んでおくのが大事である。

道の駅豊根からおおよそ3キロくらい走行すると、本格的な峠道。勾配が急になって道がクネクネしてくる。それでも数年前にここは道路が整備されてずいぶんきれいになった。ワタシがこのブルべを走り始めた10年前は、道は細くてずいぶんでこぼこして走りにくかった覚えがある。
峠道らしい道を2〜3キロほど走ると、貝石橋、紅葉橋、横平大橋の3つの橋を通る。横平大橋のところは標高1000メートル地点。この3つの橋が出てくると新野峠まであとわずか。この3つの橋を乗り越えると勾配がゆるくなって走りやすくなる。で、そこをしばらく走ると新野峠に到着。ちょうどここが愛知県と長野県の県境になり、その先いよいよ長野県に入る。新野峠を明るいうちに越えるのが一つの目標であるが、この日も余裕で新野峠を明るいうちに越えることができた。

新野峠からズビャーと急な下り坂を下る。この道は舗装はところどころよくなっているが基本的には悪く、しかも細めの道なので、細心の注意を払って走行しなければならない。で、新野峠からの下りをいったん下りきってしばらく平坦な道を走ると、次はループ峠の下り。このくだりは結構長い距離があるので、相当スピードが出る。何もしないで時速50キロくらいは平気で出てしまうので、落車したらまず命はないか、それでなくても大けがは必至と思っていい。幸いほとんど自動車が通過しなかったので、快適な高速走行を楽しむことができた。新野峠からループ峠下り終了までだいたい10キロほどずっと下り。

そのあとは飯田に至るまで、だいたい20キロの間なかなかタフなアップダウンが続く。飯田に至るまで、大雑把に見積もって5つくらいはのぼり甲斐のあるコブを越えることになる。ここまでくるともう残りあとだいたい30キロくらいであるが、それまで80キロほど上り下りを走ってきた脚にはなかなかこたえるタフなアップダウンである。それでも、何回もそのみちのりを繰り返し走っていると、大体そうしたみちのりのようすはおなじみになってきて、「このコブが大体真ん中へんかな」とか、「下条村まできたから後半戦終了も間近かな」などと大体めどが立つようになる。
この20キロのコブコブ区間の真ん中へんに酒屋さんがあって自動販売機がおいてあるので、いつもそこでシュワシュワを飲んで一息入れることにしている。そうしていたら突如車がそこによってきて、何をするのかと思ったら、そこの自動販売機で飲み物を買っていった。こういうのも珍しい。

大体20キロくらいのコブコブ区間が終盤に近づき、「飯田市」の標識が見えると、「ああ、このブルべの最難関区間もそろそろ終わりかな」と思う。飯田市に入ってしばらく走ると、ドーンと道が広くきれいになってコブコブが終わり、下り基調で走りやすくなる。従前のコースだとここを数キロ走ってT字路を左折し、サンヒルズ入口交差点を右折して国道151号に入ったのだが、今回はその手前の大明神原交差点を左折して引き続き国道151号線を走行する。

この辺りを走るころから暮れなずんできてあたりは薄暗くなってくる。コースはほぼ平坦で9キロほど淡々と国道151号線を走って第3PCのサークルK東かなえ店に到着する。ここに到着するころにはあたりは暗くなっていた。ここまで277キロ。このブルべの山場を通り過ぎ、しかもおよそ半分くらいのところに来て何の変調もなく走行できるので、今年もこの調子なら大丈夫だなという感触をもつ。このPCで、右足のビンディングシューズのBOAクロージャーのヒモが切れているのを見つける。そのためビンディングシューズの締りはゆるくなるが、実走行には影響がなさそうなのでよかった。

ここで食事をとって一休みし、次のPCへと向かう。次のPCはやはり110キロほど先のセブンイレブン安曇野インター東店。ブログなどを見ていると、この先の伊奈で仮眠する人が多いようだが、そうすると次のPCのクローズ時間までの時間が短くて、あまりゆったりと休めないので、ワタシは次のPCまで行ってその後塩尻のビジネスホテルで仮眠をとることにしている。そんなわけで第3PCを出発し、とりあえずは国道152号線をどこまでもまっすぐ行く。

(つづく)

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2016年06月08日

BRM528神奈川600興津ブルべ(その2)

【スタート〜PC1】

まずはスタートの駿河健康ランドから静岡市〜焼津市〜牧之原市と経由してPC1のある御前崎を目指す。この間平坦で走りやすい道である。平坦で走りやすいがゆえにオーバーペースになりがちであるが、オーバーペースではなくてマイペースで行くことがワタシのブルべでの身上。とにかく走っていてここちよいと思うペースで走るのがいい。現に、この区間で快走してワタシを追い越して行ったが、数百キロ走った後でヘロヘロになって走っている方も結構いらっしゃる。

スタートから中島交差点までの23キロ曲がり角なしで走り、その後大井川をわたる。この間いちごロードで海岸線を左に見て走行するのがなかなか心地よい。この間で早くも参加者がばらけて一人旅。ワタシは集団で走るより一人旅の方が気を楽にして走行できるので好きである。大井川をわたって4キロほど走ると丸子宿。1キロ少々の宿場町の中を走るのも趣があっていい。

宿場町を抜け、少し国道1号線沿いを走ると宇津ノ谷峠へののぼり。もともとこのブルべでは焼津市に抜けるのに大崩海岸を通っていたが、数年前に大崩海岸の道路がその名の通り崩れてしまって通行できなくなってしまったので、宇都ノ谷峠を越えて焼津市に抜ける。宇都ノ谷峠は峠といっても大した斜度はなくアウターで楽々走行できる。
峠には宇都ノ谷トンネルがある。従来は大正時代に造られた宇都ノ谷トンネルを通っていたが、今回大正宇都ノ谷トンネルが工事中で通れなかったため、明治時代に造られた宇津ノ谷トンネルを通過する。明治宇津ノ谷トンネルは歴史を感じるつくりの上苔むしていて、すごく趣深くていいトンネルである。

宇津ノ谷峠を越えて焼津市内を走る。焼津一丁目交差点(五叉路)を右斜め方向に行くと、あとは御前崎のPCまで30キロほどほぼ一本道の道のりを走行する。地方の国道の部分には道路沿いに様々な店があるためときおり車が多くて走りにくいこともあるがその他は平坦基調でまぁまぁ楽に走れる。

PCまであと3キロくらいのところで御前崎市に入る。御前崎は静岡県最南端の地であるせいか、南国風の木が道路に植えられていてなんとなく南国ムードが漂っている。南国お気楽ムードの中走行しているといつのまにか大体午前9時ちょっと過ぎくらいに第1PCのセブンイレブン御前崎港店に到着する。80キロをほぼ3時間くらいで走行したからまずまずのペースか。さすがにこのあたりだとそれほど参加者がばらけているわけではなく、続々と参加者の方々がPCに到着する。

次のPCまでまた80キロくらいあるので、サンドイッチとプリンを食べてハンガーノックにならないように補給しておく。この日はどうも曇り基調であまり暑くないのがありがたい。

【PC1〜PC2】

次の区間は、PC1のセブンイレブン御前崎港店から掛川市〜森町〜磐田市〜浜松市天竜区を通ってPC2のセブンイレブン引佐井伊谷店に至る80キロの道のりである。この間もところどころアップダウンはあるが、基本的には平坦で走りやすい感じ。

PC1を出て10キロほど海岸沿いを走行する。この辺りは風が強くて波があり、サーフィンを楽しむ人たちが少なくない。また風が強いため風力発電所もある。また浜岡原発もある。このあたり若干のアップダウンはありつつも、この日あまり風が強くなかったこともあってまぁまぁ走りやすかった。

海岸通りを走り、浜岡原発前を右折してちょっと走り、上ノ原交差点を左折して10キロ少々まっすぐ走る。この間最初に2コブほどのアップダウンがあったあとは平坦基調で楽に走る。浜野東交差点を右折して掛川市に向かう。ここから掛川市街地までだいたい15キロくらい。この間3コブくらいのアップダウンはあるがまぁまぁ平ら。田舎道の中を比較的穏当な自転車走行が続く。
最後ひとコブ乗り越えるとあとズビャーと下って東海道線のガードをくぐりぬけると塩町南交差点に出、そこを左折すると掛川市街地に入り、掛川駅を左手に見ながら走行する。比較的交通量が多くて若干走りにくい掛川市街地を抜けて国道1号線を渡ると大池IC北交差点で、そこを左折して県道40号線に入る。2006年に初めてこのブルべを走ったとき、この大池IC北交差点を間違えて直進して変な道に入り込んでしまったため一応ここを直進しないように用心した。

県道40号線も基本的には平坦な道なのだが、2コブほどのアップダウンがあって、それがなかなかのアップし甲斐がある。交通量はそれほどでもない田舎道なのでまぁまぁ走りやすい。140キロ地点の栗下交差点から天竜川を左に見ながら走行し、飛龍大橋北交差点を左折して天竜川をわたる。従前はこの交差点を直進し、天竜二俣に至ってから天竜川沿いに走行し、佐久間を通過して設楽に向かっていたのだが、天竜川にかかっていた吊り橋の原田橋が昨年土砂崩れで崩落したためこのルートを通れなくなり、昨年からルート変更を余儀なくされた。

飛龍大橋から20キロほど住宅地みたいなところを通ったり田舎道を通ったり、風景的にはあまり魅力のないところを通ってPC2のセブンイレブン引佐井伊谷店に到着する。ここまではさほどの山道坂道はなかったが、これからのPC2からPC3までの100キロの区間がこのブルべでの最大の山場である。

(つづく)

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2016年06月04日

BRM528神奈川600興津ブルベ(その1)

さて5月28日〜29日にかけてBRM528神奈川600興津ブルべに参加する。このイベントは、主催者のオダックス神奈川が定めた600キロあるコースを40時間以内に自転車で走行すると主催者の上部団体であるオダックス・クラブ・パリジャンにより完走認定されるというものである。

今回のコースは、以下のとおりである。静岡県興津の駿河健康ランドを28日午前6時にスタートして焼津を通って御前崎にいたる。そこから掛川、浜松(天竜)経由で愛知県の東栄を通って長野県飯田市に北上する。その後駒ヶ根、伊奈、塩尻、松本を通って長野県安曇野市に至る。そこから再び松本、塩尻を経由して国道20号線及び今回のコースから採用された七里岩ラインを通って山梨県甲府市に向かう。最後に富士川沿いに南下して駿河健康ランドにゴールする。山あり海ありの壮大な600キロのコースである。

【前泊〜スタートまで】

今回静岡県興津を午前6時にスタートするので、スタート地の駿河健康ランドに27日から前泊する。スタート地がホテルになっていてそこに宿泊できるので便利である。27日にはできるだけ仕事をさっさと片付けて午後半休を取って前泊したかったのだが、こういう時に限って会議が立て続けに入り、結局午後半休のつもりが午後4分の1休になった。
帰宅してワチャワチャ準備して新幹線に乗ったのが午後6時26分。その日羽田空港が閉鎖されてたため飛行機が使えなかったので東京駅は結構カオスだった。しかし乗車したのがこだま号だったので、さほど混雑しておらず、車両の一番後ろの席に陣取ってその後ろの空間に輪行袋に入れた自転車を置くことができてよかった。
そのこだま号で静岡に午後7時50分ころ着いて午後8時2分発の上りの東海道線に乗り換える。ちょうどいい接続の東海道線があってよかったが、混雑していて意外だった。まぁしかし静岡から興津までは15分ほどなのでまぁいいやと思う。
ホテルにチェックインして風呂に入る。ここは健康ランドなので風呂は広くて様々な浴槽があるので結構楽しめる。天然に湧き出している温泉ではないが別に温泉地に遊びに来ているわけではないので気にしない。
入浴後にホテル内の和食レストラン「大漁」で10貫寿司を食べ、翌日ブルべを控えているためノンアルコールビールを飲む。明後日無事にここにゴールした時は寿司とともにアルコール入りのビールをちゃんと飲んでやろうと思う。
その後そばのコンビニに行って朝食を買ったり、自転車を組み立てたりするなどのよく軸の準備をし、午前5時起床の目覚まし時計をかけて午後10時半頃寝る。

翌日午前5時頃起床してサンドイッチなどの食事を済ませ、午前5時半ころ駿河健康ランドのフィットネスルームにある受付に行ってブルべの受付を済ます。このブルべでは、コースを時計回りに回る組と、今回から新たにできた反時計回りに回る組とがあるため、130名以上の参加者が集まっている。このブルべは600キロブルべの中では人気のある部類に属するので集まりが良い。私が10年前に初めてこのブルベに参加した時はだいたい30名くらいの参加者だったので、その時に比べるとずいぶん参加者が増えたものだと思う。

このブルべを仕切っている田中さんから簡単なコースの説明があった後、検車の後スタート。600キロの長い道のりを走る割には淡々としたスタート。まぁいつものことである。これからいつまでもどこまでもイヤというほど自転車に乗って楽しめる。今回はどんな自転車旅になるだろうか。

(つづく)

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