【3月14日】(シラス)
走行時間:0:57’48 走行距離:24.24km 平均速度:25.2km/h 最高速度:48.8km/h 月間走行距離:110.94+12km 積算走行距離:19911km
【往路】
この日天気よく比較的温かい。天気予報によると4月中旬〜下旬の気候であるとのことである。当然ながら自転車通勤である。
地震の影響で計画停電を行う可能性があるとのことで、公共交通機関の運行状況が混乱している。こういうとき自転車通勤は最強である。こういうとき電車を使うと、混雑に次ぐ混雑、遅延に次ぐ遅延で、職場にたどり着くまでに疲弊してしまうだろう。
そういうわけで、この日にわか自転車ツーキニストが目立つ。にわか自転車ツーキニストと思しき人であっても、ママチャリではなく、クロスバイクに乗った人たちが意外と多い。自転車通勤はしないにせよ、近時自転車が脚光を浴びてきたため、クロスバイクくらいの自転車を持っていて、公共交通機関大混乱の機会に家にあるクロスバイクを持ち出して通勤しているのかもしれない。
これを契機に、「おっ、自転車で職場まで意外と行けるじゃん」との感触をもち、自転車通勤をする人が一人でも増えればいいと思う。他方こうした人たちには安全走行のための最低限のルール(例えば、車道の左側走行)を知ってほしいと思う。
全般的に自動車の量はいつもよりも少なめ。地震に伴い経済活動が減少したせいか。さすがに地震があったからマイカー通勤などという馬鹿なのはいなそうな感じ。そのためこの日渋滞はなく比較的自転車走行しやすい。
例によって越中島通り〜清澄通りをまずは走行し、勝どき駅前交差点を右折して晴海通りを走行する。いつもより自転車が多いのが目立つ。自転車を使っても電車で行った場合と意外と遜色のない時間で、しかも快適に職場に到着できることに気がつく人が一人でも多いことを願う。
にわか自転車ツーキニストをぶっちぎって晴海通りを走行する。いつもよりも自動車が少ないので若干走行しやすい感じではある。なかなか調子よく快走して日比谷交差点にいたり、日比谷通りを経て外堀通りにいたる。
外堀通りを走行していると、にわか自転車ツーキニストがとても目立つ。自転車ツーキニストの数はいつもの3倍くらいか。しかし歩道を走行するやつが結構多い。ここでみな車道を走行したら、自転車ツーキニストの存在をよりアピールできるのに、ちょっと残念な気がする。
この日特許庁前五叉路の信号で止められる。そうすると、ワタシの後に自転車ツーキニストの人たちが続々ととまる。こういう風景が一時的なものでなく、一人でも多くの人たちが自転車通勤を始めることにより継続して生じることを願う。
特許庁前五叉路の信号が青になって外堀通りでの快走を続ける。数多くいたにわか自転車ツーキニストの人たちをいつのまにぶっちぎっている。自転車通勤での年季は出るものだと思う。
赤坂見附交差点を左折して246に入り、500メートルほどダラダラと続く坂を上る。ペダルに体重が乗るように上半身の力を抜いて前方に体重を預けるようにしつつもハンドルに体重がかからないようにして走行する。時速26km台を維持して走行できたのでまぁまぁの走行。
赤坂地区総合支所交差点の赤信号で止められる。左手をハッと見やると虎屋ビルがあるのがわかる。ここにかつて日本有数の著名法律事務所があった。今は紀尾井町ビルに引っ越している。
その信号が青になったので自転車走行を始める。残りの区間は道広く渋滞はないので通常通り気分よく走行して帰宅する。平均速度は時速26.8kmだったので、なかなかの快走であった。
【復路】
この日吉田自転車でタイヤを替えてもらおうと思い午後7時の閉店までには吉田自転車にたどり着こうと自転車基地を出発する。
この日骨董通り〜六本木通りにかけてとても自動車が少ない。不思議だなぁとよくよく考えてみるとタクシーがいないからであることがわかった。公共交通機関のダイヤが乱れているときこそタクシーの出番のはずなのに、ほとんど通りがからない。必要ない時にはウジャウジャいるくせに、必要な時にはパタッといなくなる。全くタクシーとは役に立たないものだ。
まぁしかし道路に自動車が少ない分には全く問題はないので、六本木通りをいつもより楽にサクサクと快走し、その余勢を駆って官庁街裏のアップダウンを上って下って上って下る。そのあとの内堀通りも例によってバシバシ快走する。ここまではよかった。そして、永代通りに入って大手町のあたりをまぁまぁのペースでひた走る。ここまでもよかった。
ところが!! 日本橋の当たりから妙に自動車が混み始める。コレドのあたりタクシーで混み合っているのはいつものことなのでまぁよしとするが、この日の混み方はいつもと全く違うのだ。いつもはこの近辺、いくら混んでいると言っても、自転車がサクサク進む位の余裕はあった。ところがこの日の渋滞、密度がいつもと違う。何というか、立錐の余地もないほど自動車が混み合っているのだ。そして、渋滞する自動車の間を縫ってゆるゆると走らないと前に進めないくらい、めちゃくちゃに混み合っている。
しかも、その混雑はコレドのあたりにとどまらない。そこから延々と渋滞の列は途切れることもなく続いている。しかも渋滞の密度は依然変わらず、立錐の余地もないという感じである。
ワタシは先週の金曜、執務先から家まで12kmの道のりを歩いて帰った。その時の永代通り、ぎっしりと立錐の余地もないほど自動車で埋め尽くされ、それが全く動く気配を見せなかった。よほど歩いた方が速く前に進めるように見えた(そして事実そのとおりである)。全くこんな時によく自動車何か乗る気になるなぁ、馬鹿じゃないの? と思っていた。
ところが、この日も全く同じ混み具合であった。立錐の余地もないほど道路が自動車で埋め尽くされ、しかもそれが全く動く気配がない。仕方がないので、わずかな隙間を縫ってゆるゆると前に出る感じで走行する。全く道路がこういう状況になることを知ってわざわざ自動車で移動しているのだろうか。もしそうだとするとこの渋滞の中自動車を走らせる人の脳がどうかしていうと言わざるを得ない。
そうした例をみない密度の高い渋滞は日本橋から延々と続き、永代橋を渡っても続いていた。しかし、永代橋を渡りきった後の自動車用信号が赤になり、歩行者・自転車用信号が青になった隙をついて爆走した。このときはさすがに前方にさえぎる渋滞はなく、快走できた。
しかし快走で来たのもつかのま、次は門前仲町近辺でまた渋滞が始まり、それは木場まで続いていた。仕方がないので木場までノロノロと走行し、吉田自転車に到着する。
ワタシの後輪のタイヤは、相当すり減っていて、タイヤの表面がむけて繊維のようなものが見えるくらいになっていた。今までミシュランのプロ3レースを使っていたのだが、エディさんのお薦めでブリヂストンのやや丈夫目なタイヤに取り替えてもらった。これは走り心地は重くなるが、ブルベに使えるような丈夫なタイヤだとのことであった。しばらくこれで走ってみて、気に入らなかったら取り換えよう。
にわか自転車ツーキニストが増えて危なっかしいのが多いので注意してくださいとエディさんから忠告を貰った。これは全くその通りで、普段自転車に乗りなれないのがいきなり歩行者感覚で車道を走行すると自動車より怖い。そういうののそばでは用心しながら走行し、ころ合いをみてぶっちぎるのが一番である。
他方、ロードバイクなど比較的まともな自転車に乗って走行するにわか自転車ツーキニストもいる。おそらくそういう人は、本来自転車には乗りなれている人だが、会社から自転車通勤を禁止されていたところ、この公共交通難の事態に直面して自転車通勤の許諾を貰って走行している人ではないか、というエディさんの推測であった。そうした人たちが一人でも二人でも自転車通勤を既成事実のものとし、これを機会に自転車ツーキニストの増加に資してほしいものだと思う。
何度でも繰り返すが、都心部において自転車は最強の交通機関である。そして、その実力は、公共交通機関がマヒした時に遺漏なく発揮される。こうした機会に自転車の交通機関としての実力を見せつけ、そして自転車が一層交通機関としての市民権を得られることを願う。
そういうわけでタイヤとサドルを新調して帰宅する。いつのまにか平均速度が時速25kmソコソコになっていた。いかに永代通りの高密度の渋滞にやられたかがよくわかる。今度は道路の選択を少し考えなければ。

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