【1月2日】(シラス)
走行距離23.48km 走行時間1:01’33 平均速度22.9km/h 最高速度47.2km/h 積算走行距離 12054km
この日高崎市内をブラブラする。最初帰省先から国道17号線〜県道を通り私の出身高校へ。私の出身高校の校舎は建替えのためその殆どが取り壊されることになっている。その見納めのために昨年11月に高校の文化祭に行ってきた。今回再度訪問してみると、まだ建物は取り壊されずに残っていた。しかしおそらく今年の5月の連休まではもうここに来ることはないであろうから、今度ここに来ることがあれば、もう私が過ごした学び舎は存在しないであろう。この校舎をちらっと見て私の出身高校を後にする。
私の出身高校近辺は丘陵部になっている。そこで若干丘陵部を自転車で散策する。ヒルクライムの練習に使えそうな、いい坂が続いている。シラスでヒルクライムの練習をするつもりはなかったので適当にこのあたりを散策して丘陵部を引き上げる。今度ここに来るときはマドンで来て、ここで本格的にヒルクライムの練習をすることにしよう。
丘陵部から引き上げると高崎市街地に入る。丘陵部から高崎市街地に入るときに、聖石橋という橋を渡る。この橋、片道1車線をつぶして歩行者と自転車が通れるようになっている。そのため自転車の通行が極めて容易である。自転車促進区域とかいいつつ歩道を赤くペイントしてそこを自転車道と称するような安直な道路行政がまかり通る中、自動車の走る箇所をつぶして自転車や歩行者の通る道を作るあたりなかなか優れた施策だと思う。
高崎市街地に入り、適当なところに自転車を停めて市街地を散策。タワーレコードでCDを見ていく。品揃えは東京のタワーレコードと同じかやや少な目の感じであり、東京にないがここにある、というCDはなさそうなのであまり面白い場所ではない。タワーレコード限定販売の「掘り返し名盤DIG UP THE PIECES!」シリーズの「ヨアヒム・キューン/ボールド・ミュージック」がここにも売っていたら買おうかな、と思っていたところ、ちゃんと売っているので買うのをやめる。これはまだ当分売り切れることはなさそうなので、急いで買うほどのものでもないか。
引き続き高崎高島屋を見る。ここで昨年の夏に復刻BOXYのペンケースを買った。その当時復刻BOXYのペンケースは東京では見かけなくなったので、ここでこれを買うことができて安心した。そこで復刻BOXYのペンケースはまだあるのだろうかと文房具売り場に様子を見に行く。するとペンケースを売っている箇所にBOXYのペンケースがまだ2つも置いてある。東京だとBOXYに郷愁を覚えて復刻版ペンケースを買っていく人も結構いるのだろうが、高崎にはそういう人は多くなさそうである。
高崎市街地から高崎問屋町駅まで自転車で移動する。自宅に近い高崎問屋町駅に自転車を停め、そこから前橋に電車で移動するのである。高崎問屋町駅が出来てから、帰省の際の輪行や、自転車を降りてから電車での移動が便利になった。結局午後4時15分ころ前橋に電車で行き、中古CD屋などを物色してから電車で午後6時半ころ前橋駅から高崎問屋町駅に戻り、そこから自転車に乗って帰省先に戻る。久々にのんびりブラブラと故郷を自転車で走り面白かった。
【1月3日】
走行距離20.55km 走行時間0:58’47 平均速度21.0km/h 最高速度36.4km/h 積算走行距離 12075km
この日事前の天気予報だと天気が悪いとのことであったが、その日になってみると意外と天気がいいので子供とともに自転車でブラブラする。高崎市には井野川サイクリングロードや烏川・碓氷川サイクリングロードがあり、今回は烏川・碓氷川サイクリングロードを走ることにする。
烏川サイクリングロードを走ったところ、途中が工事中でダートになっている。ダート区間を通っていると、突如石を踏み、同時に後輪からプシューという音がしてあっという間に乗り心地が悪くなる。パンクである。荒サイでもそうなのだが、さっさと工事をすすめればいいのにサイクリングロードは実用性がないので工事は後回しにされるのだろうか。だったら工事なんかするなよな。
この辺り探せば自転車屋さんの1軒や2軒あるのだろうが、三が日に開いているという保証はない。前日聖石橋のたもとのイガラシサイクルが開いていることを確認したので、とりあえずイガラシサイクルまでとぼとぼと子供とともに数キロ歩く。なかなか子供とともに数キロ散歩するという機会はなかったので、これはこれでよかったかなと思う。この日群馬県特有の激烈な北風はなく温暖な日であるため、数キロ散歩しても苦にならない。
1時間弱歩いてイガラシサイクルに到着する。私が生まれて初めて乗った自転車はここで買ったものである。ここでは主におじいさんに自転車の面倒をみてもらっていたが、数年前に87歳で亡くなったらしく、現在ではそのおじいさんの息子が跡をついで自転車屋さんをやっている。
店には誰もいなかったので、「すいませーん」と声をかけると、奥からオバサンが出てくる。パンク修理をお願いすると、店主は1時間位しないと戻ってこないということなので、とりあえずそのオバサンが店主に携帯電話で連絡する。オバサンは自転車には暗いようなので、私が直接店主と話をする。「クリンチャーで700c」と私が言うと、「あ、それならうちでできます。自転車をお預かりする形でよければ1時間少々でできます。」と店主が言う。そこで私はイガラシサイクルに自転車を預け、修理が出来たら私の携帯電話に電話するようにお願いする。
自転車の修理が出来る間手持ち無沙汰なので、近所にある私の叔父の家に遊びに行く。この叔父の家はラーメン屋をやっているのだ。ちょうどお昼のかきいれどきなので忙しそうである。しかしこの叔父は既に店を息子にまかせており、あとは悠々自適という感じである。確かに70歳を過ぎてラーメン屋で調理だ出前だと八面六臂の働きをするのは無理である。
この叔父の家に行くのは何年ぶりかである。子供とともに1時間ほど叔父の家で休む。ところがイガラシサイクルからなかなか修理の連絡が来ない。そこで、ここは携帯電話の電波が届くかどうか聞くと、どうもNTTの場合電波の届き具合が悪いらしい。そこで固定電話でイガラシサイクルに連絡を入れると、案の定修理完了の連絡を入れたところ携帯電話につながらなかったとのことである。そこでイガラシサイクルに自転車を引き取りに行く。
イガラシサイクルに自転車を引き取りに行くと、イガラシサイクルのおじさんが待っていてくれる。パンク穴をふさぐのではなく、チューブごと替えてくれたので安心である。「最近はスポーツタイプの自転車に乗る人も増えたでしょう。」と聞くと、確かにそういう人も増えたが、小さい自転車屋さんが売っている自転車は量販店で売っているようなタイプの自転車が多く、スポーツタイプの自転車は取り扱わないようである。
イガラシサイクルのような小さい店は、ママチャリのようなごく普通の人が乗る自転車を売り、そして丁寧にメンテナンスする面倒見よさが売り物なのだが、最近はそうした自転車をスーパーマーケットなどの量販店が安く売り、具合が悪くなるとすぐに買い換えてしまう風潮があるので小さい自転車屋さんも経営が大変なのだろう。環境保全の観点から安くて質の悪い自転車を使い捨てにするのではなく、少々値は張っても自転車専門店で性能のいい自転車を買い、こまめにメンテナンスしてもらって長持ちさせることが重要であると思う。
イガラシサイクルを後にして烏川・碓氷川サイクリングロードを子供と走行する。このサイクリングロードは主として碓氷川の土手上に通っている。それほど距離の長いサイクリングロードではないがまずまず走行しやすい。結局サイクリングロードを走って高崎環状線を走ったあと帰省先に戻って終わり。
翌4日に近所の本屋に子供と行こうと自転車走行を始めたところまたしても後輪がパンクする。タイヤからチューブがはみ出しているので、タイヤが逝ってしまっている。丁度この日東京に戻るので、東京に戻ったら吉田自転車で直してもらおうと思う。そこで本屋に行くのは止めにする。帰省先で自転車を分解して輪行の準備をする。父親の車に私の自転車と子供の自転車を積んでもらい、高崎駅まで送ってもらう。高崎駅から新幹線で東京に戻るのである。
高崎駅から最初午後3時50分ころ発車のたにがわ号の自由席のデッキに自転車とともに乗ろうとしたところ、自由席のデッキは人で満杯であり、自転車どころか人間が乗れるかどうかも怪しい。次の午後4時ころ発車のあさま号自由席のデッキも満杯である。そこで午後4時10分ころに来るとき号指定席のデッキを狙う。指定席のデッキなら自由席よりも空いていて自転車を置けるだろうとの読みである。
果たしてその読みは当たり、とき号指定席のデッキは空いていたため、これ幸いと輪行袋に入れた自転車を置く。このとき号は2階建てMaxだったためデッキが比較的広いことも幸いした。しかしもしこれが1月2日とか3日だったら、この部分も人で満杯となり、おそらく自転車を置くことはできなかっただろう。昨年のGWのときはデッキに自転車を置くことができたが、年末年始の民族大移動はGWとはとても比較にならない。
1時間ほど新幹線に乗って東京駅に到着。ここから地下鉄に乗ると人ごみの中での自転車を持っての移動が大変なため(特に階段の上り下りが大変である。)、タクシーで帰宅する。タクシー乗り場では長蛇の列だったが、タクシー供給の絶対量が多いためそれほど待たずにタクシーに乗れる。
自宅に到着してから一休みして吉田自転車にパンクしたタイヤのついたホイールだけ持っていく。吉田自転車は新年4日より営業しているので助かった。そういえば昨年も新年早々自転車を車止めにぶつけたので自転車をみてもらった。その前の年は洗車しようと思って新年早々オレンジピールズのディグリーザーを買ったのだったな。このところ新年早々吉田自転車にお世話になることが多い。
新年のご挨拶もそこそこにパンクしたホイールを見せると、やはりタイヤが逝ってしまっているのでタイヤごと修理してもらう。今年もジャンジャン自転車に乗るのでおそらく吉田自転車にはジャンジャン世話になることであろう。
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