【9月2日】(マドン)
走行距離161.7km 走行時間6:04'41 平均速度26.6km/h 最高速度56.4km/h 積算走行距離 2223.4km+1494.3km 最高ケイデンス121 平均ケイデンス 77 最高心拍数235 平均心拍数 146 消費カロリー3813kcal.
この日自宅から伊豆市まで自転車走行する。伊豆市にある貸別荘で私が司法試験受験生時代に所属していた研究室の合宿があり、そこに行くのである。別に合宿はどうでもいいのだが、何か口実を見つけて長距離サイクリングをするのである。マップファンで自宅から合宿会場までの道のりを検索してみると、とりあえず国道246号線をズビャーと走り、裾野市の深良上原交差点の信号で国道246号線から県道を走り、さらに裾野駅前で県道21号線に入って三島市に入り、県道221号線からのびている国道139号線を直進して伊豆市に入り、狩野川記念公園近くの道から合宿会場に入る、というルートである。
午前9時半ころ自宅を出発する。今回は清澄通から晴海通に入り、日比谷通、外堀通りを通って六本木通に入る。長い国道246の道のりが始まる。東京都内自動車の量はそれほどとは思わないが信号が多く走りにくい。六本木・青山・渋谷・駒沢と東京の小洒落たエリアを通り、そのたびに六本木通り→青山通り→玉川通りと名前を変える。246は不思議な道路である。
東京と神奈川の県境のあたりは多摩川であり景色がひらけてくる。新二子橋をわたって神奈川県。立体交差となっている道路では時速50km以上のスピードが出て快走できる。マドンの場合時速40km以上になった場合の高速巡航性が高いと思う。
しかし神奈川県に入って国道246号線が厚木街道と名前を変えると信号が多いだけでなく自動車も増えてくる。東京から離れれば離れるほど自動車が増えてきて渋滞が増えてくる。東京から離れると田舎度が高くなるため、自動車の利用率が高くなるのだろう。しかも妙に土建関係のトラックが多い。土建関係のトラックは遅いので私と抜きつ抜かれつの関係に立つ。しかも、この厚木街道、以外ときついアップダウンが多い。アップはきついしダウンでは渋滞の車に留意しなくてはならないしそれほど走りやすくはない。それでもアップの部分はヒルクライムの練習と思って走る。とりあえずの目的地は厚木であり、厚木の適当なコンビニで小休止ととることを考える。
渋滞とアップダウンの中厚木までの距離が縮まっていき、ようやく厚木にたどり着く。厚木に入って一番先に目についたミニストップ厚木栄町店でまず小休止する。自宅からだいたい54kmでちょうど道中3分の1位である。到着時間は12時15分前位、2時間少々で走行距離50キロなのでまぁまぁいい感じの走行ペースである。ここでトイレ休憩をとり、炭酸飲料を飲みポカリスエットを補給する。ミニストップは小休止できるいすと机があって便利である。15分ほど休憩する。
ミニストップで休憩したのち走行を開始する。途中でロードバイクに乗って走る人を見かけついて走る。しかしその間にどうも国道246号線と国道129号線の分岐点をミスしたようで、国道129号線を爆走してしまったらしく平塚市に入ってしまった。「国道1号線」とか「国道134号線」とか、妙な表示が出てきたので不安になり、近くのガソリンスタンドで道を聞くと、やはり国道129号線を爆走してミスコースしていたようである。
国道246号線に戻るために国道129号線沿いの四之宮交番に行って道を聞こうとすると交番に人がいない。「係員の不在の時はここに電話してください」と書いてある紙に示されている番号で電話をして、道を聞きたい旨を告げると、程なく若い警官が奥からでてくる。この交番では警官がいつも奥の方に引っ込んでいて、表の部屋にはいないのだろうか。もしそうだとしたら国民に対するサービス懈怠であろう。交番ではいつも警官が表の部屋にいて、警官が常時サービスできるように準備していなければならないと思う。
そこで、「ここから国道246号線に行きたいんですがどういけばいいですか」と聞くと、「そこの道路をまっすぐ行って左に曲がればいい」という返答をする。どこの交差点を左に曲がるのかわからなければ行き方がわからないではないか。間抜けた返答である。こんなやつに税金を払っているのか。そこで「どこの交差点を左に曲がりますか」と聞くと、ようやく地図を出して「田村十字路」を左折して県道を直進すると246にでるというのでその通りに走行すると、ようやく国道246号線に突き当たる。伊勢原市である。15kmくらいのミスコースのようだ。
伊勢原市のあたりからだんだんと山間風景になってくる。しばらく走ると秦野市のあたりから徐々にだらだらと結構きつい上り坂になってくる。246とヤビツ峠との分岐点の標識が見える。自転車乗りの人のホームページをみているとよくお目にかかる標識である。ああここを上っていくと丹沢に至るのかと思う。依然としてだらだらとした上り坂は平坦になる様子を見せない。新善波トンネルに入る直前で自転車を降りて水を飲む。「厚木19km」という標識が目に入り、「まだ厚木から19kmしか来ていないのか」と落胆する。しかし落胆ばかりもしていられないので再び走行を始める。
秦野市、松田町といったあたりを抜けるともう完全に山間部である。このあたりも時折短い下り坂がある他は依然として登り基調であり、結構しんどい。道中ずっとだらだらのぼりなので、ギアはインナーに入れてある。
このあたり山間部にもかかわらず意外と交通量は多い。特にトラックが多い。このあたりトラックがスピードを出して走行しているので注意する。それにしてもこのトラック、スピードを出して走行する割には片側2車線道路で左側の車線を走っている。スピードを出して走っているのだから片側2車線道路でも右側を走ってもよさそうなものなのに、どうして左側を走るのだろう。トラックのようなでかい車両が左側を走るなら、二輪車の走るスペースが少なくなるし、二輪車にとって危険である。
時たまアホなトラックの運転手がいて、大音響でクラクションを鳴らして自転車に衝突しそうになりながらもスピードを緩めずに爆走していく。全く人の命を何だと思っているのだろう。交通事犯の刑が軽すぎるからスピード違反抑止に全くなっていない。酒酔い運転に限らず、スピード違反などの危険な運転の結果的加重犯としての致死傷罪はもっともっと法定刑は重くてもいいと思う。ちなみに私が見た感じ、土木関係より運輸関係の方が運転が荒いしマナーが悪い。
樋口橋から5キロ少々走ると、神奈川県から静岡県に入る。このあたりから徐々に左太ももがつってくる。最初足つりをだましだまし走っていたが、突如左太もも全体が激しくつって走行が困難になる。とりあえず停車してポカリスエットを飲む。足がつった場合には電解質が不足しているのでポカリスエットなどの電解質飲料を摂ることが必要なのである。この日は結構暑く電解質が汗で流れてしまったのでこういうことになりやすい。とりあえずそうやって足つりをしのいでは見たものの再び足が激しくつって走行困難になり、ポカリスエットが不足してきたので、とりあえず小休止し、ストレッチをして足つりをだまし、国道246号線から外れてコンビニとか自動販売機とかの類を探す。松田町から先の246は完全な山間部であり、沿線にコンビニなんかないのだ。
そうすると、酒屋を発見したので、そこの自動販売機でアクエリアスを買い、他に炭酸飲料を買って飲み、生き返る。その辺で10分位休んでから自転車走行を開始する。しかし足つりが止んだと思ったら、今度は手がつるのである。ギアを変速すると、変速に使った指がもとの位置に戻らず動かなくなってしまうのである。仕方がないのでまた小休止してアクエリアスを飲む。しばし休んで自分がこいできた道を振り返ってみると、結構急な坂を長々と登ってきたものだなぁと思う。
246のダラダラのぼりを登りきり、ふじおやま道の駅の近くでセブンイレブンを見つけ、そこで補給をかねて休憩する。コカコーラとポカリスエットを買っていく。私は炭酸飲料が大好きで、特にブルベのような長距離走行で消耗しているときの炭酸飲料は最高にうまいと思っている。このときも最高のコカコーラを飲むことができた。この時午後3時45分位。ミスコースがあったため東京から来るのに意外と時間がかかってしまった。
セブンイレブンでの休憩を終えて自転車走行を再開する。このあたりから一転道は下り基調になる。なだらかな下り坂で道も広く快適走行。時速50kmペースで快走する。マドンの高い高速巡行性面目躍如である。御殿場・裾野と246裾野バイパスを快走する。裾野バイパスは深良上原交差点で県道394号線と分岐しているので、そこを県道394号線に進みここで長かった国道246号線の旅とはおさらばである。県道394号線を3キロほど走ると裾野市内に入る。ここは市街地に入る道であり、かつ地方なので自動車利用が多いため自動車が多いが、それほど走りにくい道ではない。裾野駅前を右折して県道21号線に入る。とりあえずここを20キロ位直進すればほぼ目的地である。
県道21号線を2キロ少々走ると三島市に入る。沼津ブルベに参加するため三島駅で新幹線を降りていたのだが、実際に三島市を走行するのは始めてである。三島市に入ってから5キロ位走ったところで、県道21号線は国道136号線となる。すると「伊豆の国市 ○km」とか「伊豆市 18km」とか標識が出てきて、目的地までそれほど遠くないことがわかる。このあたり韮山の溶鉱炉とか温泉とかあって観光地であることがわかる。夕日に照らされた山が間近に迫ってのんびりとした風景の中最後の疾走をする。
国道136号線を10km位走ったところで狩野川大橋を渡ると狩野川記念公園が狩野川に沿って展開している。そこに合宿場所である「ねぎぼうず村」の案内板があるので、それに沿ってT字路を右折する。そこまで来るとほぼ目的地に到着したに等しいのだが、最後1キロほど激坂がありここは難儀した。のどが渇いていたのでとりあえず坂の途中でボトルにあるポカリスエットを全部飲み合宿場所にようやく到着する。受付の建物で合宿をやっている場所を聞いてそこへ向かうと学生がバーベキューの準備を始めているところである。しばらくしてバーベキューが始まり、バーベキューが終わってからも別の場所で午前2時ころまで酒を飲みながら学生と話をしてその日は終わり。
【9月3日】(マドン)
走行距離18.3km 走行時間0:38'36 平均速度28.5km/h 最高速度48.3km/h 積算走行距離 2241.7km+1494.3km 最高ケイデンス100 平均ケイデンス 79 最高心拍数148 平均心拍数 140 消費カロリー374kcal.
今回の計画では復路は三島まで行って新幹線輪行をして帰るつもりで、かつそのようにした。午前9時半ころの合宿解散後、合宿所まで来た道をたどって三島まで行く。そこそこ交通量があるためそこそこに走行する。三島市に入ってイトーヨーカドーを過ぎたあたりに、三島駅への道と国道136号線の分岐の標識があったので、三島駅への道を進む。しばらく細めの道を走って三島駅までの道を示す標識に従ってくねくねと行くと、三島駅にたどり着く。新幹線の停車駅にしては駅ビル様式をとっておらず、地方の中規模都市によくある小さな駅である。この三島という街、沼津と比べるとやや穏やかな感じの街である。
駅の近くのコンビニでゴミ袋を買う。その後駅で自転車を分解してゴミ袋に自転車を詰める。といっても、分解した自転車をまるごとスポット入れられるでかいゴミ袋はさすがに売っていないので、とりあえずチェーンの部分およびフォークの部分をゴミ袋で覆う形にする。また、ゴミ袋2枚を使って1つのホイールを包む。こうしてゴミ袋につつんだ自転車を持って駅に入り新幹線を待つ。三島駅で、沼津で売っていたアジの寿司の駅弁が売っていたのでこれを買って新幹線内で食べる。新幹線で東京に着いた後タクシーで帰宅。だいたいお昼ころであった。今回も無事に自転車走行をして帰宅できてよかった。
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