今日は、JIMSAKU ”MEGA db”をBGMに使う。JIMSAKUはカシオペアにいた神保彰と櫻井哲夫のユニットである。1995年前後流行したドラムンベースを取り入れ、細かいが重量感あるアグレッシブなビートを前面に押し出したアルバムであり、非常に乗れる音楽であることを満員電車にもまれながらハッと思いついたのである。このアルバムのライナーノーツでの野呂一生の「R&Bを早回しにしたようなリズム」という記述が、はしなくもこのアルバムの本質を突いていると思う。ただ、私はこのアルバム、通常3曲目までしか聴かない。どういうわけかあとの曲にはそれほど関心がないからである。渋谷HMVで3曲目を聴いてこれを買ったので、以下略、となってしまったのだろう。
まず2曲目”Aztec”でウォーミングアップ。この曲のリズムは通常のドラムンベースのように 細かく激烈にビートするのではなく、もっとファンキーにねちっこく変則的な感じである。従ってそれほどケイデンスを激烈に促すものではないと思っていたが、どうしてどうして、徐々にビートの高みに乗せられて、気がつくと90ケイデンス位させられている。これはやばいと思ってわれに返り75ケイデンス位でじっくり汗を流す。
3曲目”Kaos”。これは乗れる。神崎まきのキュートなヴォーカル、櫻井のファンキーなベース、そして神保のちょっとアウト気味にこれでもかこれでもかと叩き倒すドラムが何とも爽快である。これは85〜90ケイデンスで乗れる。しかし先の2曲目で無理をしたか、心拍数急に上がっていきなり160に達してしまい、若干オーバーペースという感じである。2曲目を70ケイデンス位で2度繰り返してじわりと心拍数を上げていき、3曲目に行った方がよかったか。まぁとりあえずこれを2回繰り返す。
そういうわけで1曲目”Cosmic Orb”。何ともドラムンベースらしい細かくて激烈なビートである。だが80〜85ケイデンス位で乗れる。今日のペースはこれだなと思い、心拍数150〜155位でこれを3回繰り返す。
最後整理運動という感じで2曲目に戻る。だがこの曲、先にも述べたように聴き手を徐々に徐々にビートの高みへと曲線的に乗せていく性質を持つため、聞きほれてトランス状態でクランクをまわしているとあっという間に90ケイデンスを超えて整理運動としての意味をなさなくなるので注意が必要である。結局これを2回繰り返して終わる。全く油断もすきもないローラー台トレーニングだったが、太ももの付け根やケツ筋をよく使ってクランクをまわせたと思う。