2018年11月07日

グレイトアース石垣島ライド2018(その3・完)

グレイトアース石垣島ライド2018(その2)からつづく)

【平久保崎灯台〜吹通川マングローブ】

さて平久保崎灯台を出て自転車走行を再開する。上ってきた急坂を下り、比較的細めの道を少し走って突き当りのT字路を右折し、先ほど上ってきた長めの坂を今度はドヒャーと下る。石垣ライド参加の人たちが続々と上ってきている。途中ワタシの奥さんにも遭遇して声をかける。奥さんこっちに気が付いているようであるが、上り坂+向かい風で難儀しているもようでコチラに声をかける余裕がなさそう。

下り坂をドヒャーと下って平野集落を抜け、再び緑の山が迫る海沿いのアップダウンを気分よく走行する。さすが石垣島だけあって10月でも暑いことは暑いのだが、灼熱という感じではなく、いい感じの暑さ。気候と風景という観点ではこの上ない環境の中走行できて実に楽しい。往路よりも復路の方が心持ち下り基調という感じはする。

船越漁港を過ぎて少々走行した後ト字路を右折し、若干の上りに入る。上りといっても峠道みたいに何キロも延々と上りが続くというのではないが、石垣ロングライドでは比較的長いのぼりの部類に入る坂である。その坂を上って下ると、人里らしい感じのところを通り過ぎる。アップダウンは引き続くが、それほど激甚という感じでもないので、適宜上り下りする。途中ワタシが参加しているツアーの参加者が自転車を押して上り坂を上っているのを見かけるので声をかける。

この区間はエイドステーションとの間が20キロを超えるため、このロングライドでは比較的長い区間ではあるが、ブルべみたいな殺伐としたロングライドに比べれば大したことはない。海と山を目の当たりにして楽しく走行しているうちに、次のエイドステーションの吹通川マングローブに到着する。ここは何かの施設というわけではなくて、単に吹通川の河口のマングローブ林を臨める駐車場である。ここでは黒糖の飲み物がふるまわれていた。

20キロ少々であれば、取り立てて大休止するというほどのものでもないし、ここでは黒糖の飲み物くらいしかふるまわれていなかったので、黒糖の飲み物を飲んで河口のマングローブ林を見まわし、すぐに走行を再開する。

【吹通川マングローブ〜米子焼工房シーサー農園】

吹通川マングローブから次のエイドステーションまでは大体10キロくらい。だったら別に吹通川マングローブはスキップしてもよかったかな〜とは思ったが、まぁ主催者が一応エイドステーションとして用意してくれたからちょこっとだけ寄った感じ。引き続き海と山を目の当たりにして気分のいい走行。で、次のエイドステーションまではあっという間。気分よく走っていたら、「あれっ?もうエイド」という感じ。

このように、石垣ライドは、エイドとエイドの間隔がそれほどでもないため、ロングライド初心者でもそれほど負担なく走行できる。もちろんアップダウンはあるけれども、エイド間隔が短いので、休み休み行ける感じ。

この米子焼工房シーサー農園は、シーサーを焼いて売っている窯のようである。奥の方の庭には大きいシーサーがいくつもおいてあってなかなか面白い風景である。例年このイベントではグアバフラッペがふるまわれるが、今年はここのエイドステーションでふるまわれる。このグアバフラッペは結構おいしいので毎回楽しみである。

もうここまでで100キロ。残りもう20キロちょっとしか残っていない。山と海で風光明媚な中を1年に一度走行する石垣ライド。あと20キロ走ったらこの楽しいライドまでまた1年待たなければならないかと思うと少々さびしいものがある。

【米子焼工房シーサー農園〜石垣の塩】

グアバフラッペをいただいて米子焼工房シーサー農園を後にする。米原海岸を右に見て走行すると、山原のカフェ街を通過する。往路ではここはなかなかの上り坂であったが、こんどはなかなかの下り坂。カフェ街を下りにまかせて気分よく疾走する。

カフェ街を抜けると川平湾付近。川平湾は石垣島でも指折りの景勝地。石垣ライドのツアーのたびに何度も行ってその景観にいつも感動する。川平湾をはるか遠く右手に臨んで自転車走行する。

往路では御神崎灯台の方までまわってなかなかのアップダウンの道のりを走行したのだが、復路ではそちらの方は回らず数キロショートカットしている。このショートカットの道を通ってしまうと、もうアップダウンはほとんどなく、海岸沿いのド平坦な道のりをひたすら走行する。海沿いの道のりを海風に吹かれてひたすら走るのはとても爽快感があって楽しい。おおよそ8キロくらいド平坦な道のりを走行すると、最後のエイドステーションの石垣の塩。

この石垣の塩では、実際に塩を製造して売っている。ここでは塩の製造工程も見学させてくれる。石垣ライドのツアーでは2回くらいここを見学させていただいたことがある。

ここではパイナップルなどの果物が提供されている。ゴールまで残りあと数キロ程度なので、たいして休憩の必要もないのだが、パイナップルなどの果物がやたらとおいしいのでいただいていく。

【石垣の塩〜ゴール】

石垣の塩のエイドステーションで果物をいただいたあとここを後にしてゴールに向かう。もうゴールまであと5キロ6キロのところなので、歩いてでもゴールできるような感じではある。楽しかった石垣ライドももうあと5キロ少々で終わってしまうのかと思うと少々残念である。

まずはフサキビーチ横の上り坂をホイッと上る。ここが石垣ライド最後の上り。そこをドヒャーと下り、あとは平坦な道を爆走するだけ。なんか爆走スイッチが入っちゃって止まらない。前の方を走行している方々を次々とブッちぎって快走する。

そうこうしているうちにゴール地点の舟蔵公園の隣にそびえるホテルロイヤルマリンパレスが見えてくる。なんかそうした光景を目の当たりにすると、どういうわけかサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」のイントロ部分「ラララ〜ララララララ〜 ラララ〜ララララララ〜 ラララ〜ララララララ〜」が胸中をよぎる。ワタシの場合、どういうわけかゴール地点にある海辺のホテルが遠くに見えると勝手にシンドバッドのイントロ部分が勝手に胸中をよぎるらしい。神奈川600キロブルべの時もそうだった。

そんなわけで、ホテルロイヤルマリンパレスが視界に入ってペースが上がり、いつの間にかワタシが宿泊している石垣リゾートグランヴィリオホテルも通り越し、ゴールの舟蔵公園に到着してしまった。

いつもはゴール地点にはグレートアースのゲートが立っているのだが、今年は風が強くてたてられないのかグレートアースのゲートは立っていなかった。しかし相変わらず元気なMCの片岡さんの「お帰り〜〜〜!!」の声に迎えられてゴール!!

公園の芝生に自転車を置くと、地元の小学生が弁当を差し出してくれた。おにぎり二つとその他おかずが入った弁当。船越漁港で八重山そばを食べていてそれほどおなかは空いていなかったが、おいしそうだったのでついうっかり食べてしまった。

受付でアンケートを書いて完走証をもらう。今年は地元の小学生の手書きと思しき完走証。「完走おめでとうございます。また石垣に来てください」という手書きのメッセージが微笑ましい。

昨年は雨だったが、今年は好天に恵まれ、風は強かったが風光明媚な中石垣島南北往復125キロを思いっきり楽しんだ。また来年も楽しく石垣ライドを走りたい。

(完)

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2018年11月06日

グレイトアース石垣島ライド2018(その2)

グレイトアース石垣ライド2018(その1)からつづく)

【米原ビーチ〜船越漁港】

さて米原ビーチを出発して次のエイドステーションの船越(フナクヤー)漁港までだいたい18キロくらい走行する。グレイトアース石垣ライドの場合エイドステーションの間隔が20q以内のところが多く、実に楽である。相変わらずアップダウンは多いが、長い峠みたいなのはなくて、500メートル〜1000メートルもエンヤコラホイサッサと走行すれば切り抜けられる程度のものなので、そうたいしたものではない。しかも、海の青と山の緑が交互に目の前に広がるという感じの、実にいい感じの風景のところを走行するので、ちょっとくらいアップダウンがあったところであまり気にならない。気になるとしたら向かい風。一定のペースで向かい風が吹き、時折激烈に強いのが吹き付ける。これは結構大変。そのため例年に比してペースはかなり落ちる。

この区間は、前の区間のように、たとえば山原というような個性のある集落を通るという感じではなく、ただひたすら海の青、山の緑、そしてアップダウンという趣が、前の区間に比べるとより強い。そのため、そうした趣が残って、「この走行区間どんな区間だったっけな」という、具体的な印象はあまり残っていない。しかしだからといってつまらないというわけではない。むしろ海の青、山の緑というなかで自転車をひたすら走る機会は得難く、とても貴重で、何よりも楽しいものである。

船越漁港まであと少しというところで、若干ののぼりがあった後ドヒャーと下るところがある。いい調子でドヒャーと下っているとその先に係員が減速を指示している。その指示に従って減速するとその先にT字路があってそこを左折してしばらく行くと、小学生が数人固まってエイドステーションの方向を指示する。そこを左折してしばらく行くと船越漁港のエイドステーションである。

このエイドステーションは漁港ではあるのだが、そこに公園が併設されていてエイドステーションにはおあつらえ向きである。ここでは例年八重山そばなどの食事がふるまわれ、ちょうど昼食の地点になっている。

ところがこの日、エイドステーションについても請福酒造の「飲む酢」をうすめたものがふるまわれているだけで、八重山そばが用意されていない。そして先導のオートバイを含むスタッフはその場にとどまっていて出発する気配を全く見せない。
どうも八重山そばの準備に手間取っているようだ。スタッフの話によれば、八重山そばができていないうちに予想外に速い人がドンドコドンドコと押し寄せてきて提供が間に合わなくなってしまったとのことである。

しかし、もう10回以上このイベントをやっているのだから、通常船越漁港に何時にどれだけの人が来るかくらいは把握できるだろう。それとも、今年の速い人の集団は例年になく速いということなのだろうか。ワタシは全くそうは思わない。このイベントに出始めたころのワタシの走力だったら、ワタシがエイドステーションに先頭集団に近いくらいに到着してまだ八重山そばができていないということはありえようが、それはもう10年くらい前の話。今ではワタシの走力はそのころからずいぶん衰えたから、本来はもう到着と同時に八重山そば食べられるくらいの感じにはなっているはず。にもかかわらず八重山そばがまだできてないってのは、やっぱり運営に不手際があるとしか思えない。

今回のイベント、大会スタッフが先頭集団に近い人たちのスタート時間を指定し、参加者の走行をやたらと拘束している。だから参加者の間でも「もっと好きに走らせてほしいよな〜」という声が上がっていた。第3回のグレートアースの時にも同じようなことがあった。当時元気だったワタシは先頭集団で走行していたが、先頭集団を引くスタッフがやたらと遅く、巡航速度が23km/h〜25km/h程度。しかも坂になるとワタシにブッちぎられて、「ちょっと待ってくださいよ〜」と情けない弱音を上げる始末。
もっと好きに走らせてほしかったワタシは、このイベントに全く魅力を感じなくなり、その後2年くらいこのイベントに参加しなかった。そのころに比べるとだいぶ走力は衰えているが、それでもこのイベントが参加者に好きに走らせてくれないイベントと化すのであれば、その魅力は相当減じるであろう。

そうこうしているうちに、八重山そばができたようなので、一緒にもらったスムーチー(おにぎり)と一緒にいただく。食事に関しては至れり尽くせりでいい感じ。

食事が終わって一休み。オートバイの先導者が出発し、先頭集団も出発したようなので、ワタシも便乗して出発する。昔に比べて走りが穏やかになったのでまぁいいのだけれど、やっぱり好きに走らせてほしいなぁと思う。

この先あとわずか14キロ程度で往路終わり。アップダウンがあるとはいえ、それほど大した距離ではない。もう往路が終わっちゃうかと思うと若干さびしい。

【船越漁港〜平久保崎灯台】

さて船越漁港を出て平久保崎灯台へと向かう。食事をしたばかりなので様子見という感じでゆるゆると走行する。しかも船越漁港を出たばかりのところは、ゆるいが割と長い上り坂なので、なおさらゆるゆるという感じで進む。

その坂の途中に、毎度毎度アイスクリームのフードトラックみたいなのが出ていて、チョコチョコ客が来ている。ブルべみたいな殺伐としたサイクリングイベントで、50キロくらい走行した後にこうしたアイス屋さんがあったら、矢も楯もたまらずアイス食べるのであるが、基本的には20キロもしないうちにエイドステーションが出て来る割とゆるいこのイベントだとそこまでの魅力をアイス屋に感じない。

このイベントに参加した当初、船越漁港から先の方がアップダウンが激しいかな〜と思っていたのだが、実際地図を見てみると、そうでもないことがわかった。船蔵漁港の先になると、より一層海の青と山の緑が際立つ展開になり、平野集落に至るまでほとんど集落らしい集落に遭遇しない。アップダウンと向かい風は依然としてあるが、自然に囲まれて実に気分よく自転車走行できる。おそらく一年の中で最も気分よく自転車走行できる場所であろう。14キロ程度で終わるのがもったいない。

しばらく走行していくと、目の前に牧場と思しき広々とした傾斜地が広がる、以前はそこに「石垣牛」という文字があって、牛が点在しており、「この牛さんたちあとでみんなお肉にされちゃうんだな〜」と思いながら見ていた。ここ2〜3年くらい牛を見かけなくなったが、あとで調べるとまだ牧場自体はやっているらしい。「とー家ファーム」という牧場のもよう。ここらへん短いがちょっとした坂なのでエンヤコラドッコイショと上る。

この牧場を過ぎてしばらく走行すると平野集落。平久保小学校があって、いかにもここは人々が住んでる町という雰囲気がある。そしてそこを通り過ぎると再び自然に戻る。

平野集落をすぎて自然に戻るといよいよ平久保崎灯台への坂。この坂が結構長い。峠みたいににょろにょろまがっているのではなくて、一直線の長い上り坂。向かい風と相まってなかなかスピードが出ずに若干大変ではあるものの、緑の中見通しのいい坂を風に吹かれてのんびり上るのもまぁ悪くないかなと思う。

そんな感じでのんびりと長い坂を上りきって左折すると、いよいよ最後平久保崎灯台までのみちのり。途中ゆるい下り坂を通り、その後ちょっと平坦地を走って最後短いが壁みたいな坂をエンヤコラサッサと上りきって平久保崎のエイドステーション。スタッフの人が「ナイスライド!!ナイスライド!!」と言って迎えてくれてうれしい。

とりあえずそこに自転車を置き、少しあるいて平久保崎灯台に到着する。ここはコース随一の絶景スポット。石垣島の最北端。広々と広がる青い海が実に美しい。毎年このイベントに出るたび、広くて青い海に接してこのイベントに出てよかったと思う。今年は風が強いため波が高く、海のいたるところに白いウサギがはねているようであった。

しばし青い海をみてノビノビ。そして近くの自動販売機にワタシの大好きな不二家レモンスカッシュがあったのでこれを飲んで一休み。実はこのコース、往路より復路の方が若干短い。往路がだいたい68キロくらいあるのに対して、復路は55キロくらいなもの。55キロなんてちょっと走っちゃえばほぼあっという間。1年に一度の楽しみなイベントも、もう55キロ走っちゃうと終わりなのかと思うとちょっと残念な気がするが、まぁ68キロ楽しんだからまぁいいやと思い、ゴールに向けてペダルを踏みだす。

つづく

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2018年11月01日

グレイトアース石垣島ライド2018(その1)

さて10月28日はグレートアース石垣島ライドの日である。グレートアース石垣島ライドは、デポルテというイベント企画会社が主催していて、石垣島の舟蔵公園をスタート/ゴールとし、舟蔵公園と平久保崎灯台の往復125キロを自転車で走行する自転車イベントである。レースではないので順位はつけない。青い海の風景と緑の山の風景をいっぺんに味わえる、箱庭みたいに風光明媚なところを、信号なしでストレスなく自転車で快走できるという実に楽しいイベントである。
基本的に海沿いを走行するが、石垣島は山が海に迫るような感じの地形なので、かなりのアップダウンがある。そのため、125qと距離はさほど長いという感じではないが、獲得標高が1300メートルを超えているので、意外とタフなコース。ただ何キロも上らせるという道のりはなくて、長くてもせいぜい1qくらいの坂を上ったり下ったりという感じのコースである。

グレートアース石垣ライドにはこのところ毎年参加している。昨年は雨が降って天気が悪かったので走行する気が失せ、ホテルでのんびりしていたが、今回は天気はいい。ただし台風の影響で風はメチャクチャ強い。特に往路はド向かい風になりそうな感じである。しかし自転車走行をするかしないかについては全く風は影響はない。気温はだいたい25℃前後と暑すぎず、自転車走行にはとても適した気候である。そんなわけで今年は自転車で石垣島南北往復できそうで楽しみである。

【スタート〜崎枝公民館】

午前7時半ころ宿泊しているグランヴィリオ石垣島を出て5分ほど自転車走行し、スタート / ゴール地点の舟蔵公園につく。このイベント従前午前7時スタートだったため、結構朝早く起きて準備しなければならなかったが、今年は午前8時スタート。1時間スタートが遅くなるとそれだけ朝食や朝の準備に余裕ができて結構な話。

おととしまで舟蔵公園に隣接するホテルロイヤルマリンパレスに宿泊していたのだが、昨年今年といっぱいみたいでグランヴィリオ石垣島に宿泊している。ここは立派なリゾートホテルでお値段も立派そうなのだが、プールなど様々な施設があって楽しめる。実際昨年雨のためグレートアース石垣ライドに出走しないことを決めたのも、グランヴィリオ石垣島にプールなどの施設があってそこで遊べたことが大きい。

スタート地点に到着してみると、スタート開始30分前というのに参加者が特にハッキリ整列しているわけでもなく三々五々集まってブラブラしている感じでなんともゆるい雰囲気。そうこうしているうちに司会の片岡由衣さんが出てきてMCを始めてようやくイベント開始という雰囲気になる。最初例によって沖縄方言でのラジオ体操。無駄に気合が入っていて北朝鮮のニュース番組みたいで何を言っているんだかさっぱりわからないが、小学校の頃夏休みに朝から強制招集させられてラジオ体操させられた経験もあってか体が覚えていて一応は反応できる。しかしビンディングはいているのにジャンプさせるか? 

ラジオ体操が終わってJTAの我那覇さんが「昨日に比べるとだいぶ風も収まってきて」とあいさつしていたが、一向に風が収まる気配はなく、むしろ昨日に比べると強まっている。うそつきー!!ちなみに例年あった石垣市長のあいさつは今年はなし。グレートアース石垣ライドも10年の節目を越え、石垣市との関係に変化が出たのだろうか。そういえば従前そこかしこに見られた八重山高校の高校生も今年はほとんど見られない。

そんなこんなでスタート前になってようやくスタート前に自転車がわらわらと集まってきて自転車イベントらしくなっている。もっともこのイベント、例年参加者が200〜300くらいのこぢんまりしたイベントなので、なかなかゆるくていい感じなのである。そして午前8時になってスタート。混雑を避けるため15名くらいに区切ってスタートさせる。

ワタシの属する群がスタートして、さぁバシバシ走るぞと思って走行を始めたら、周りの人はそれほどの走力がないようで、結果としてワタシひとりがロケットスタートしたみたいになってしまった。巡行速度が30km/hくらいなので、そうたいしたスピードではないはずなのだが。まぁいいやと思ってそのまま走行しているうちに、前にスタートした群に追いつき追い越してしまい、結果としてだいぶ前の方に出てしまった。

スタートから第一エイドステーションまでだいたい26qで、そのうち最初10qは海沿いド平坦、残りの距離はアップダウンの繰り返し。海沿いド平坦区間、いつもはバシバシ楽しく走行できるが、今年は強烈な横風〜ときにド向かい風で結構大変。しかしそれでも海沿いの風光明媚な中自転車で走行するのは楽しい。

ド平坦区間を10q走行し、崎枝の┤字路を左折すると道が細くなって凸凹区間になってくる。やえやまファームへののぼりが、短いがなかなか上り甲斐のある坂。その先の海沿いも細かいアップダウンの繰り返し。このあたりになってくると、走力差によって人がバラけてくるのか、ときおりポツリポツリという感じでライダーを見かける程度。もともとそれほど参加者の多いイベントではないので当然か。この先ももちろんアップダウンが多いのだが、この区間が一番アップダウンが細かく出て来るかなという印象。

海沿いアップダウン区間を抜けて集落らしいところに出て来ると、第一エイドステーションである崎枝公民館。ここではおにぎりやスープがふるまわれたが、ホテルで朝食をいっぱい食べてきてそれほどおなかが空いていなかったのでパイナップルのムースだけ食べていく。このムースはおいしかった。

通常行われている自転車走行イベントだと、大体20q前後おきくらいにエイドステーションが設置してある。大体自転車での時間あたりの走行距離を20qとみるのがまぁ自然で、1時間に1回くらいの小休止が本来適切であろう。しかし、ブルべのような時間に追われる割合殺伐としたロングライドの場合だと、大体50qおきにチェックポイントがあるので、26q程度だとそれほど小休止の必要を感じない。だから別にエイドステーションをブッチしてもいいのだが、せっかくエイドステーションがあってそこで心づくしのもてなしをしてくださるので、無下にブッチするということもない。また、人並みに小休止を取る方が体にも優しい。そんなわけで、とりあえず崎枝公民館で小休止していく。

【崎枝公民館〜米原ビーチ】

崎枝公民館を出発して再び自転車走行を始める。アップダウンと向かい風は相変わらずだが、しかし風光明媚なところを走行できるのは相変わらず楽しい。次の米原ビーチまで大体10q程度の距離ではあるが、アップダウンで若干の走り甲斐があって、しかも風光明媚なので結構楽しめる。

この区間、かつてはクラブメッドの方まで行って海を臨むことができた。ちょうどクラブメッドがエイドステーションになっていて、外国人と思しき従業員な方々がファンキーなダンスでお出迎えしてくれた。しかし今年はクラブメッドがエイドステーションになっていないので、若干距離が縮まっている。

このあたり、景勝地の川平湾をかかえていて実に海がきれい。しかもコースの沿線には写真ポイントがあって、景勝地を一望にする場所を撮影することができる。ワタシもこのイベントに参加した最初のころは嬉々として写真を撮り絶景を堪能したものであった。しかし、ワタシの主眼はそういう場所にとどまって景色を堪能することよりは、むしろそうした景色をバックに自分のペースで楽しく自転車で快走することにある。だから、自転車を降りてその場にとどまって景色を堪能することにはあまり関心はない。自転車を降りようが降りまいが、自分なりの風景の楽しみ方をしているわけである。

しばらく走行していると、比較的長い上り坂の区域の割にはこ洒落たカフェのような店が林立しているという区域を通過する。この区域、毎年通るたびにすごく印象に残っていて、ここを通るたびに「ああまたここののぼりか。今年も石垣ライドを走っているんだなぁ」という感慨を持つ。ちょうどこのあたりが往路への道のりの中間地点であることもあって、より一層印象深い。後で調べると、この一帯「山原」(ヤマバレ)と呼ばれる一角であり、洒落乙なカフェが林立する地帯として知られているようである。

洒落乙な山原の一帯を抜けて再び緑の山々と青い海に囲まれて淡々と自転車で走行する。前のエイドステーションから10キロ程度とたいして距離がないので、「あれっ」という間に次のエイドステーションの米原ビーチに到着する。米原ビーチは石垣島でも比較的有名なビーチで、キャンプ場が隣接している。例によってもう何回も訪れている場所であり、ビンディングシューズで浜辺をブラブラするのには魅力を感じないので、適当にスポドリをいただいて小休止する程度。

対してくたびれているわけではないので小休止して出発しようとしたが、どうも先導のオートバイの人が休んでいて先頭集団がなかなか出発しない。10年くらい前に自転車乗りとしてトンガっていたころなら先頭集団に加わってバシバシ走行するところだが、今は人間が丸くなったので、とりあえず先頭集団には行かせておいて二番手くらいでノビノビ行くかと思う。別に先頭集団でバシバシ行ってもいいのだが、ワタシの場合、「他人と走ると疲れる」ので、できるだけひとりで走りたい。そんなわけで、とりあえず先頭集団を見送り、そのあとひとりでマイペースで走行する。

つづく

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2018年10月26日

BRM1013あおば400km諏訪(その4・完)

BRM1013あおば400諏訪(その3)からつづく)

【通過チェックポイント2〜PC5まで】

さて一向に雨勢が衰えないので、覚悟を決めて雨中ブルべに出撃する。まずはおひめ坂通りへ左手に郵便局がある交差点を左折するのだが、その交差点を通り過ぎてしまったようで引き返し、ゆっくりと走行してその交差点を見つけておひめ坂通りに入る。道を探しながら雨に打たれるのはすごくイヤ。そこを1キロ少々走行し、福源寺東交差点を左折して国道139号線に入る。

大月までの国道139号線はずっと下りで走行はかなり楽。依然雨ではあったが、やや雨勢いは衰えた感があって走行しやすかった。この間に少しでも走行時間を稼いでおきたいと思いまずまず快調なペースで走行する。国道139号線の区間は大体12キロくらい。

大月から国道20号線に入って次のPCのある藤野まで大体26キロ少々。なかなかの道のりである。このあたりから再び雨勢が強くなって豪雨模様。顔面に雨が打ちつけ、顔面を伝って口に水が入ってくるような感じ。
しかもこのあたり意外とアップダウンが多くてなかなかつかれる。往路で「ここにこんな大変なアップダウンあったかな〜」と思わせるくらいのアップダウンである。アップダウン区間においては、豪雨のためブレーキの利きに懸念があって、下りではそんなに勢いよく走行できないが、それでいてのぼりはなかなかタフ。こんな中を25キロ以上も走行しなくてはならないので結構大変。

唯一救いだったのは、深夜だったのでそれほど自動車の交通量が多くなかったこと。それでも時折2〜3台連なって自動車が通りがかる。「このクソ夜中にこのクソ田舎を自動車で走りやがっていったい何の用があって走っているんだ」と自分のことを棚に上げて走行する自動車を呪う。

こげどもこげども漆黒の闇と豪雨で全く進んでいる気がしない。全く自転車イベントでこんなにタフな経験をしなくてもいいのにと思うが、もう深夜で電車に乗るとかホテルに泊まるとかの退路を断たれてしまった以上やむを得ない。逆の言い方をすると、脱日常のチャレンジのネタを得ることは意外と難しくないということであろう。

往路と異なり、笹子トンネルへののぼりのような長くて割合タフな上りがこの区間になくてよかった。漆黒+豪雨+タフ坂、という組み合わせだったら、かなり心が折れる。

漆黒と豪雨のなか、一見あまり進んでいないように見えても、一応こげばこいだだけ進むわけなので、とにかく安全に留意して自転車をこいでいれば目的地には一応たどり着く。そんなわけで豪雨の中辛抱強く走行した結果、どうにかこうにかセブンイレブン藤野町店にたどり着く。

だいたい午前4時40分ころの到着。PCクローズが午前6時12分なので、1時間半ほどの余裕をもっての到着である。残り40q弱。制限時間まであと4時間あるので、普通に走行して完走は余裕でできる。残りの難所らしい難所は大垂水峠くらい。依然として雨は衰える気配がないので、慎重に走行する。

【PC5〜ゴールまで】

依然として雨勢は衰えないが、ゴールまでもうさほどの距離でもないので、覚悟を決めて走行を再開する。ここから9.6qで大垂水峠。大垂水峠は、八王子側から上るよりも、相模原側から上る方が長くて大変。上っても上ってもなかなか終わらない感じでイヤになる。そうこうしているうちに夜が明けて空が白んでくる。依然として雨。しかし徐々に豪雨という感じではなくなりつつある。山の中をエンヤコラホイサッサと上る機会も一年のうちそう多くないからまぁいいやと思って上る。

そんなわけでノロノロと坂を上っていったら、いつの間にかという感じで大垂水峠らしきところに到達してしまった。あとは平坦ないし下り基調と勝手に思って精神的に楽に走行する。大垂水峠から15キロほど走行している間、高尾〜北野〜長沼と、中央大学で学生時代を過ごしたワタシにとってはなじみの地名が次々と出て来る。

長沼からさらに10キロほど走行すると、聖蹟桜ヶ丘の街並み。自転車イベントで聖蹟桜ヶ丘の街を走行するなんて予想だにもしなかった。もっともかつて中央大学に教えに行くときには自宅から45キロほど自転車走行していったこともあり、その時聖蹟桜ヶ丘の街を通過することもあったが。このあたりになるとだいぶ雨も弱まり、降ったりやんだりという感じの天候になる。

聖蹟桜ヶ丘の街並みを通り過ぎ、連光寺の坂をエンヤコラホイサッサと上る。この坂結構長くてタフである。ここが最後の山場。ワタシがエンヤコラホイサッサと坂を上っている横を、自動車が無駄にスピードを出して通り過ぎていく。無駄にスピードを出さないと坂からずり落ちてしまうかのように、無駄すぎるスピードを出して走行している。自分の力を使わないからってこのスピードの出し方は無駄すぎ。エンヤコラホイサッサと連光寺の坂を上ってあとはズビャーと坂を下り、ゴールの大丸公園まで一直線。大丸公園が見えてきたときはなんだかすごく安心した。

そんなこんなで大丸公園にゴールイン。午前7時32分の到着。なんと25時間半もかかってしまった。残り100キロ豪雨だったのでやむを得ないか。ワタシは雨ブルべは必ず避けることにしているので、2006年から12年間ブルべに参加した中で雨ブルべは3度目。
1度目は2007年3月24日の伊豆300キロで、後半150キロほどずっと雨だったこと。これでもう雨ブルべは金輪際イヤだと思った。2度目は同じく2007年のパリブレストパリで、史上最高に悪天候で雨ばっかりだったとき。4年に一度、しかもおフランスまで来ているイベントなので、雨でもやむを得ず走行したが、国内の通常のブルべだったら絶対リタイヤしている。しかし雨中ながらも89時間半とギリギリながらもパリブレストを完走できて、自転車に乗って最高に感動した。そして今回なんとそれから10年以上経っての雨ブルべ。もうあと20年たっても雨ブルべは走りたくない。

ゴール地点ではスタッフの方々があたたかく迎えてくれた。VCRあおばのブルべは、コースが酷いのが有名で、ツイッターのハッシュタグに「アオバヒドイ」というのがあるくらい。しかし、今回はコースもさることながら天候が酷く、通常と違った意味での「アオバヒドイ」になった。ゴール受付を終えて、併設されている休憩処でココアをいただく。走行を終えた数名の方々が休んでいて、道中の感想を語り合って笑いあう。こういうのはなかなか楽しい。

走行している間に晴れ間が出てきた。もう雨は上がった模様。頃合いを見計らってスタッフの方々に挨拶してゴール地点を後にする。ゴール地点から数キロのところに前泊したホテルマロウドイン東京があって、そこで預けた荷物を引き取る。ついでにビショビショになった自転車着から普段着に着替え、最寄りの東府中駅で自転車を輪行袋にいれて京王線の各駅停車新宿行きに乗り帰宅する。いや実に長いブルべの日だった。

前年のブルべシーズンでは、神奈川400キロ、神奈川600キロ、群馬600キロ、ロンドンエジンバラロンドンと、参加したすべてのブルべで完走することができなかった。今年のブルべシーズンは、日本橋300q(試走)を皮切りに、神奈川600q、日本橋200q(試走)、そして今回のVCRあおば400qを完走し、200q、300q、400q、600qのブルべを1シーズンで完走してシュペール・ランドヌール(SR)を獲得することができた。

今年400qブルべについては、今回の400qブルべの前に3回ほどエントリーしていたが、急な仕事があったり、天候が悪かったり、自転車の調子が悪かったりして参加を見送っていた。そのためいったんはSRをあきらめていたが、最後このブルベに参加するチャンスを得、これを完走してSRを獲得することができて感慨ひとしおである。毎度パリブレストパリの前年には必ずSRを取得していただけに、今回も来年のパリブレストパリに先立ちSRを取得でき、来年のパリブレストパリに向けて弾みがついた感じである。

(完)
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2018年10月24日

2018年10月23日の自転車通勤

自転車通勤の記事はホント久々。しかし、別に自転車通勤をしていなかったわけではない。自転車通勤はほぼ毎日のようにしている。片道6キロ程度で距離的には大したことはないが、電車通勤に比べて混まないし速いし運転間隔の調整で止められることもない。最近サイコンを紛失したため、サイコンをつけずに自転車走行している。そのため、走行記録は特にとっていない。気が向いたので久々に自転車通勤を書いてみる。

【往路】

さて10月24日天気予報だと曇りのようで、安心して自転車走行を始めたばかりのところで、いきなりドヒャーと雨が降ってくる。ここで自転車通勤から電車通勤に切り替えると、定時に間に合わなくなる可能性があるが、他方レインジャケットなしでの自転車走行はちょっと辛いものがあるので、家にレインジャケットを取りに行ってから自転車通勤とする。

それにしても10月13日のブルベ時といい、この日といい、実によく天気予報が外れる。これならまだ下駄の方が信頼性があるんじゃないか天気予報に関しては。

雨中の自転車通勤は必ず避けるようにしている。雨中の自転車走行はブレーキの利きがよくなかったり路面が滑りやすかったり視界が悪かったりしてそれほど安全なものではないし、雨に濡れるので走っていて楽しくない。しかも雨中走行後のメンテも面倒。
しかしこの日は自転車通勤から電車通勤に切り替えると明らかに定時に間に合わなくなるし、走行距離が6キロほどなのでさほどでもない。とりわけ先日100キロほど豪雨の中を走行したことを考えれば6キロほどの走行なんか屁みたいなものである。そんなわけでこの日やむを得ずレインジャケットを着て自転車通勤する。

先日100キロほど豪雨の中を走行した時ほど雨は強くないが、傘が大嫌いな私ですら傘がないとダメな程度には降っている。そんな中を自転車で走行するのは死ぬほどいやだが仕方がない。もっとも混む・遅い・止まるの三拍子そろった東西線に乗ることを考えると、ちょっとくらいの雨だったら別に自転車でもいいかな〜とも思い始める。

3キロほど走行したところで自転車などはかなりビショビショ。しかしさほど急がなければ、まぁまぁ日常走行程度のスピードをちょっと落とすくらいで走れるかなと思った。レインジャケットの効能は一応ちゃんとあって、レインジャケットがなければ服が来ていられないほどビショビショになるが、レインジャケットを着ていると、ちょっと汗をかいた程度に服の濡れ具合が収まる。

残り3キロ少々の間、依然として降ってはいるものの、やや雨脚が弱まってきた感じがしないでもない。まぁよかったなと思いつつ残りの道のりを走行し、自転車基地にたどり着く。考えてみれば、高校生のころは雨が降っても毎日自転車で登校していたので、それほどタフなことをやっているわけでもないかなと思う。

【復路】

復路大体午後6時くらいに自転車基地を出発して帰路に向かう。復路ではもう雨は降っていなかったので通常通りの自転車走行。さすがに10月ともなると日が短くなって午後6時だともうあたりは暗い。

まずは春日通りを走行する。この通りはそれほど交通量は多くないのでまずまずの快走をできる。春日通りを1.5キロ少々走行して三つ目通りに折れ、ここをひたすら4.5q少々まっすぐ走行する。

途中チンタラと走行する小さめのワンボックスカーをぶっちぎる。運転が下手くそなのに自転車にぶっちぎられたのが悔しいのか激しくクラクションを鳴らして通り過ぎる。しかしそいつ信号に引っかかったので、これ見よがしにそいつの横に出てやる。
自動車はどんなにスピードを出そうが信号の多い都心部においては信号に引っかかって自転車に追いつかれる。都心部においては時間当たりの移動距離は自転車も自動車もそんなに変わりはしない。にもかかわらず自動車の運転手は自動車の方が速いと思っている。そうした考えは明らかに馬鹿であるが、世の中というものはその程度のアタマの人間によって成り立っていることを一応理解しておかねばならない。

まぁそんなわけでアホなワンボックスカーを適宜あしらっているうちにそのワンボックスカー、どこかに行ってしまった。そしたらもう木場公園。だいぶ家も近くなったので安全運転で帰宅する。

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2018年10月19日

BRM1013あおば400km諏訪(その3)

BRM1013あおば400km諏訪(その2)からつづく

【PC3〜PC4まで】

さてPC3はほぼ200キロ地点(厳密には198.5q地点)。今回の東京諏訪湖折り返しブルべのまさに折り返し地点。そのため、「待ってろ東京、これから帰るぜ」という感じで再び自転車走行を始める。

この70qある区間は、ほぼ神奈川400キロブルべとか神奈川600キロブルべと同じ区間。富士見峠に至るまでのそれほど長くない上り以外はほとんど下りないし平坦基調なので、すごく楽。しかも毎年のように何回となく走行しているので、走行につき全く不安がない。
ワタシはブルべを2006年に初めてもう12年目になるが、そのたびに一年に一度か二度くらいここを通過している。一年に一度か二度のこの区間の通過といっても、12年となると結構な回数である。なじみの区間であるが、ブルべでもしないとこのような道は通過しないであろう。

まずは岡谷市街地を抜けて諏訪湖沿岸部を走行する。昼間にここを走行すると諏訪湖が左手に広がっていていい景色なのだが、夜に通過する場合でも空が広くていい感じ。諏訪湖沿岸を3キロほどのびのび走行する。

小坂交差点を右折して諏訪湖を離れる。小坂交差点で信号待ちをしている間に追いついてきたブルべライダーがワタシの後ろにペッタリとストーカーみたいにくっついてくるので先に行くように促す。案の定その人ワタシよりもウサギさんなライダーで、すぐさま先行してあっという間に遠くに行ってしまう。パリブレストパリやロンドンエジンバラロンドンでみられるような海外のブルべライダーと異なり。どうも日本のブルべライダーの場合、ウサギさんの人でも後ろにペッタリストーカーみたいにくっついてきてなかなか先行しない。不思議なものである。そんなに人のケツを見ながら走行したいのかな。

このあたり諏訪大社が道沿いにあってなかなか趣がある。このあたりをちょっと脇に入ると杖突峠。諏訪湖を中心としたあたりは平坦地だが、ちょっと行くと山間部であることがよくわかる。小坂交差点から9キロほど走行して中河原交差点を右折し、国道20号線に入る。

国道20号線を少し走行すると、ドバーンと坂室トンネルに至るまっすぐ続く長い坂が出てきてエンヤコラホイサッサと上る。坂室トンネルへの坂ができてずいぶん経つが、ワタシがブルべを始めた10年以上前はこの坂室トンネルに続く長いまっすぐ続く坂はなくて、二つくらい小さい峠みたいな感じの道を越えていた。どっちかというと、坂室トンネルへ続くまっすぐな長い坂ができた方が楽になった感じ。

坂室トンネルを越えて少し行くと「富士見5q」という標識。富士見峠へののぼりがはじまる。しかし富士見峠へは長野県側からののぼりは大したことはない。山梨県側からののぼりの方が大変。山梨県側からののぼりは、富士見峠を頂点として大体20q以上続いている。なかなか壮大な規模の峠道である。そんなわけで、緩い坂をホイホイと上っていたら、いつの間にか富士見峠の歩道橋に到着していた。ここももう何度となく神奈川ブルべで通過していて思い出深いなじみのところ。

富士見峠を越えると25q位ほぼ下りっぱなし。ちょうど昼間往路で上ってきた七里岩ラインを逆行するような形になるので当然のことである。七里岩ラインで苦労して上ってきた分をここで吐き出してドヒャズビャーと下っていく。さほど自動車の走行量も多くないので快適に走行できる。

円野郵便局前交差点を右折して県道12号線に入る。この道のりでは10キロほどアップダウンを繰り返し、その後桜橋東詰交差点まで8キロほど下りになる。アップダウンといっても七里岩ラインみたいなえぐいものではなく、まぁまぁ楽しく走行できる程度のもの。人によってはアップダウンのうちに入れないかもしれない。この道のり、晴れていると南アルプスの山々や、時には富士山が見えてなかなかいい景色なのだが、この日は夜なのでそうした光景は見られない。

まずはアップダウンの道のりを10キロほど走行する。で、それが終わったところの右手にセブンイレブン。疲れたらそこで小休止しようかと思っていたが、残りあと10キロチョイだしそんなにタフな坂もないのでまぁそのまま行くかと思って通り過ぎる。そこから少し先に行くと今度は右手にローソン。ワタシがブルベに出始めた2006年ころの神奈川400キロブルべだと、ここが100q / 300km地点のPCになっていた。ちょうど往路復路の半分の地点である。初めて400キロブルベに出た時、ヘロヘロになりながら夜中にここにたどり着いてあたたかいペットボトルの日本茶を飲み、カフェインを摂って目を覚ましたな〜との思い出が胸中をよぎる。ブルべに参加することでもないと、このような田舎のコンビニに感慨を抱くことはないであろう。

ローソンを右手にみてそんな感慨を持ちつつ県道12号線を走行し、ほどなくして桜橋東詰交差点までの下りに入る。実にラクチン。そこからは未知の道のりであるが、特に問題はなく、PC4のローソン富士川増穂インター店に到着する。

残りの距離も100キロ少々となった。コースの4分の3近い距離を走り終え、精進ブルーラインなど上りは大変そうだが、そこを切り抜けてもうひと踏ん張りだなと思いながらPC4で休憩を取っていたところ、突如としてかなり強い勢いのにわか雨で、路面はあっという間にビシャビシャになった。この日の天気予報は曇りなので、おそらく山間部に特有のにわか雨なのだろうと思った。ヤフーの天気予報の雨雲レーダーをみても、雨雲はまもなく去りそうなのでまぁ今後の走行上問題はないであろうと思っていた。

それがそのあととんだ誤算になるとは…….

【PC4〜通過チェックポイント2】

さてにわか雨も小降りになって自転車走行に障害にならなくなったので、東京に向け自転車走行を再開する。だいたい25キロほどの間に800メートルほど上る感じ。これはこれで結構な上りである
まずは5キロほど走行して川浦交差点を右折し、県道36号線を走行する。すっかり雨は上がっているが、道路はビショビショに濡れており、先ほどのにわか雨が結構激烈だったことを物語っている。まずは11キロほど走行する。ここは完全な山間部。この区間は心配したほどののぼりではないが、それでも平坦というわけではなくてゆるやかに上っており、時々タフな上りがあったりする。

県道36号線のT字路を右折して精進ブルーラインを走行する。これが短いながらもなかなかの勾配でつわものライン。このあたりから結構勾配が増してくる感じ。精進ブルーラインを2.4キロほどエンヤコラと走行した後は、再び県道36号線に入って芦川ののぼり。これがまた結構タフな上り。しかも次の曲がり角まで8.5qはたっぷりある。平坦個所で脚を休められたかと思うと短いがえげつない坂がドバーンと出てきて結構ヘタる。完全な山間部の坂道。この県道36号線の区間が復路で一番タフな感じ。

ようやく次の曲がり角らしいところを見つけてそこを右折ししばらく走行していると、ハッピードリンクショップらしき自動販売機群を見つける。20キロ以上も上り坂を上ってきてヘトヘトになっていたので、渡りに船とばかりに小休止。そこにはなんとワタシの大好きなウイルキンソン炭酸もおいてあったので、当然のことながらウイルキンソン炭酸を買って飲む。いや〜生き返るね〜。ここらで最後に景気をつけるために、持参していたアミノバイタルも飲んでいく。う〜んアミノバイタルまずい!!しかし、ブルべにおける効き目は抜群。飲んだ後の効力が体で明らかに感じられるほど効く。

ワタシが小休止している間、二人のブルべライダーがエンヤコラホイサッサという感じで坂を上っていく。坂の下りの方向をみていると、結構な勾配になっていることがわかって、「俺はこんなところを上ってきたのか」と感じ入る。

十分休んだ後自転車走行を再開する。アミノバイタルを飲んだせいか、先般とはうってかわって足がよく回るようになった。先行しているブルべライダーのうち、ペースの遅いひとをぶっちぎってしまった。もうチョイ早めにアミノバイタルを飲んでおくんだった。
すると若彦トンネルが見えてきて、上りもあとわずかという雰囲気が漂っている。そこでひとがんばりして若彦トンネルに入ると下りになっていて、ようやく一息つけると思った。そしてトンネルを出たらくだりだからバシバシ行くぞ!!と思っていた。

ところが!!トンネルを抜けた瞬間豪雨!!トンネルに入る前には雨なんか一滴も降っていなかったのにトンネルを抜けた瞬間すごい雨!!トンネルの前後でこうも天候が違うのかと思うくらいの天候の違いである。まぁにわか雨だからそのうち止むだろうと思っていたが、一向に雨の勢いは衰えない。今朝の天気予報では山梨長野はくもりだったはずなのにこの豪雨はなんだ!!話が違う!!気象庁いったいどうしたんだ!!と思いながら走行していた。

河口湖方面に向かって気分よく下るはずが、豪雨の中濡れた路面に配慮しながらペースを落とさなければならない。パリブレストパリ以来11年ぶりの雨ブルべかと嘆息しきり。

河口湖に至って、「河口湖美術館前」の信号だと思ったところを左折したが、実はそこは河口湖美術館前ではないことがわかり、新倉河口湖トンネルの前に出てきてしまった。そこで例によってスマホでルートラボのこのブルべのコースをみてみると、とりあえず新倉河口湖トンネルをくぐればいいことがわかった。そんなわけで新倉河口湖トンネルをくぐると、ちょうど通過チェックポイントであるセブンイレブン富士吉田朝日三丁目店が目に入った。数名のブルべライダーが休んでいるようだ。やれやれこれで一休みできると思った。

雨の勢いは全く衰える気配はない。ヤフーの雨雲レーダーをみると、かなり強烈な雨雲が山梨県一帯を覆っている模様。残り約90キロ弱ほどの間雨ブルべになるかと思うと愕然とする。ワタシは雨ブルべは大嫌いで、前日の天気予報の降水確率が50%以上なら絶対にブルべはDNS(Do Not Start、不出走)である。この日も、事前にこんな雨になることがわかっていれば絶対にDNSだし、仮に途中でこんな雨になった場合にも、もし日中で電車が走っていたり、ホテルが営業していたりしたら、絶対にDNF(Do Not Finish、リタイヤ)にして走行を取りやめ、どっかに宿泊するなり電車で帰宅するなりしたであろう。

しかし、時すでに深更。大体夜中の午前2時ころ。もうとっくに東京行きの電車なんてないし、ホテルが宿泊客を受け入れる時間でもない。この豪雨の中完全にDNFの退路を断たれ、もはや自転車自力で東京にたどり着くほかはなくなった。豪雨の中100キロ近い道のりを自転車で走って完走する他ない。10年以上ぶりの雨ブルベ、しかも山岳地帯を通る豪雨ブルべである。通過チェックポイントで覚悟を決めて、漆黒の闇と豪雨の中再び自転車で走り始めた。

つづく

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posted by goiss at 21:39| 東京 ☁| Comment(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月18日

BRM1013あおば400km諏訪(その2)

BRM1013あおば400km諏訪(その1)からつづく

【PC1〜PC2】

さて第一PCであるセブンイレブン大月インター店を出ると笹子トンネルへののぼり。大体ここから笹子トンネルまで10キロ少々ののぼりである。基本的には緩やかな上りではあるが、一応峠に向かっているのでところどころ勾配が増し、笹子トンネルに近づけばなおさらである。そんなわけで笹子トンネル直前までエンヤコラホイサッサという感じで坂を上り、上りきったあたりが笹子トンネルになるのでここで尾灯をつけて笹子トンネルに入る。
笹子トンネルは交通量が多いと聞かされていたので、尾灯をつけて自動車から目立つようにした。しかしその時はさほど交通量はなく、3キロの間無事に走行することができた。

笹子トンネルを抜けるとしばらくの間甲府盆地に向かって下り坂。両ノ木神社北交差点までおよそ10キロ少々の間下り基調で走行する。その後は比較的平坦基調のところをだいたい20キロくらい走行する。笛吹川沿いでまずまず気分のいい自転車走行である。

笛吹川を渡って少し走行し、第二PCであるファミリーマート田富東花輪店に到着する。前のPCとこのPCとの距離は大体50キロ弱なので、前のPCからのインターバルとしてはちょうどいい感じの距離。今大体12時前後。依然としてPCは結構な賑わい。次はおそらく最大の山場になろう七里岩ライン。そんなわけで十分休んできちんと補給をし心して走行する。

【PC2〜通過チェックポイント1】

さてこの区間でこのブルべ最大の山場と思われる七里岩ラインを通過する。PC2を出てしばらくは平坦基調であるが、数キロくらい走行して徐々ゆるやかではあるが上り基調になってくる。しばらく走行していると、神奈川600キロブルべで何度となく通過している小笠原橋北詰交差点に遭遇する。別のブルべで何度も通過しているところをたまたまではあるが通過すると何となく親近感を感じる。
「小笠原橋北詰交差点」なんて、もし神奈川ブルべに出ていなければ一生かかわりを持つこともないような小さな交差点である。それがたまたま神奈川ブルべに出ているがゆえにワタシにとってとても印象深い交差点になるのだから不思議なものである。

さて小笠原橋北詰交差点から、神奈川ブルべだと県道12号線の方に行くのだが、今回のブルべでは全く違う県道42号線富士川街道をひた走って韮崎へと向かう。神奈川ブルべで小笠原橋北詰交差点から県道12号線を走行すると上り基調のところを走行するのと同様、県道42号線富士川街道を走行する場合にも上り基調のところを走行する。

韮崎市に入ってやや平坦になり、市街地風のところを走行する。下宿交差点を左折ししばらく走行すると、「小淵沢・長坂」方面の標識のあるト字路が見えて、そこを右折するとなかなかの坂。このあたりから七里岩ラインののぼりの始まりである。大体36キロほどかけて780メートルほど上る。しかも地形図をみると、ところどころのこぎりのようにアップダウンがある。上りの好きな人には結構いい感じの地形であろう。

全体的にまずまずののぼりであるが、ところどころタフな上りが出て来、時折短い下りがあるかと思うと、また延々と上りが出て来るという感じ。まぁここを30キロほどブラブラと切り抜ければとりあえず往路にはもうタフな道のりはないなと思って我慢の走行である。神奈川400キロブルべでは、円山郵便局交差点から国道20号線を25キロほど延々と緩い坂を上らされたが、それをもうチョイタフにしたような感じ。まぁ許せる程度のダラダラ上り。

七里岩ラインには、ところどころ「ハッピードリンクショップ」と称して、飲料の自動販売機が三つくらいある場所がチョコチョコある。こういうのってサイクリストの休憩にうってつけでありがたい。ワタシも七里岩ラインをちょうど半分くらい走ったあたりで「ハッピードリンクショップ」を見つけて小休止。
自動販売機が三つくらいあるので、飲料の品ぞろえはより取り見取り。ワタシの大好きなウイルキンソン炭酸が100円で売っていてすごくありがたかった。上り坂をエンヤコラホイサッサと自転車で上った後に一休みしてシュワシュワを飲むと本当に生き返る。ここではほかにも1〜2名のブルべの人が休憩を取っていた。

ハッピードリンクショップでウイルキンソン炭酸を飲んで一休みし、すっかり生き返って再び上り走行を始める。やはり適切な小休止は体力回復にはばかにならず、クランクを回す脚の回転が違う。調子を回復して延々とさかのぼり。「小淵沢市街」の表示のあるト字路を右折する。この近辺が小淵沢になるんだな〜と思いながら走行する。

高森交差点あたりまで来るとそのあたりが富士見町であることがわかり、「そういえば復路富士見峠越えは一応あるな〜。富士見峠も神奈川ブルべのときは良く走った」と思う。ブルべをやらなかったら富士見町にこれほどの感慨を持つことはなかった。なんだか不思議な縁である。

高森交差点から3キロほど走って七里岩ラインに別れを告げ、次は八ヶ岳エコーラインへと向かう。八ヶ岳エコーラインへの道のりは1キロ足らずだが、一件平坦に見えて実はなかなかの坂という、ワタシが勝手に読んでいるところの「Blind Slope」である。それであまりスピードが出なくていやだったが、まぁ切り抜けて八ヶ岳エコーライン。このあたりが往路のピーク地点と思われる。
そこに達してからはとりあえずひたすら下り。しかしあまり調子に乗って下っていると、次に左折する「払沢」交差点を見過ごしてしまうので、そこは注意して走行する。現に、「払沢」交差点を左折せずに下りの勢いに任せて直進してしまった参加者の方もいらした。

払沢交差点を左折して500メートルほど走行すると、通過チェックポイントのセブンイレブン信州原村店である。従前の予定ではここはPC、すなわち一定の制限時間までに到着することが必要な場所であったが、急遽PCではなくて単なる通過チェックポイント、すなわち特に一定の制限時間までに通過する必要はなく、単にそこで買い物をして通過証明のレシートをもらえばいい、という場所に変更されていた。

通過チェックポイントから次のPCまでは大体23キロくらいで、まぁ1時間もあれば余裕で到着できそう。タイムアウトの心配はまずないので適宜休憩してから出かける。

【通過チェックポイント1〜PC3】

通過チェックポイント1のセブンイレブン信州原村店を出てきた道を折り返し、払沢交差点を左折する。ところが次に郵便局がある┤字路を左折するのをうっかり見落としてしまった。しかしその┤字路からほどないところで気が付いたのであわてて引きかえし、その┤字路を左折して事なきを得た。

その後引き続き5キロほど下り坂で脚休め。途中、下り坂をドヒャーと下っていると、先ほど本来払沢交差点を左折するところを間違えて直進してしまった人が恨めしそうにノロノロと上り坂を上って払沢交差点に向かっているのとすれ違った。ミスコースをした上に上り坂を上っていかなければならないのでイヤであろう。
ちなみにその人、それ以前の区間で、どういうわけかワタシに道中追い越されるとシャカリキになってワタシに追いつき、気が付くとどういうわけかワタシを追い越すでもなくワタシの背後にペッタリとストーカーみたいにくっついて走行しているやつだった。なんかそういうのっていやらしくてイヤなので、そいつがペッタリ後ろにくっついて走行しているところをキッとにらんでやると、なんだか恐縮したみたいに前の方に進んで行ってしまった。
海外のブルべの場合、速い人はサッサとワタシを追い越して前の方に行ってしまうのだが、日本のブルべの場合、どういうわけかワタシよりもおそらく速いであろう人が私に追いつくと、そのままストーカーみたいにいつまでもペッタリくっついていてなんかイヤラシーのである。ひとのケツ見て長い間走るより周りの景色でも見ながら快走した方がずっと楽しいのにいったい何を考えているんだか。

まぁそれはそれとして、宮川坂室交差点を右折して再び国道20号線に入り、茅野交差点を右折して茅野市に入る。もうそろそろ諏訪湖だな〜ということがわかる。途中国道20号線で旧道とバイパスみたいなのが分岐していてどっちに行こうかまようが、スマホを通じてこのブルべの道筋が乗っているルートラボを見ると、旧道に行くことがわかったのでそちらに進む。
ワタシはブルべで道順をチェックするときに、GPSを使わずに、もっぱら主催者が配布するキューシートという曲がり角の目印や距離を書いたシートをもとに走行しているが、時々キューシートでよくわからないときにスマホでこうやって道を調べることができて便利になった。

国道20号線の「ミスタータイヤマン」のある┤字路を左折してそれほど大きくない道を通る。アチラコチラ曲がり角をまがって走行すると高島城跡。現在天守閣等が復元されている。

高島城跡からしばらく走行すると、諏訪湖岸。このブルべは諏訪湖まで行って帰ってくるという感じのブルべなので、とりあえず往路の目的地には到達した感じ。神奈川400キロブルべとか600キロブルべではいつも諏訪湖を通過していくので、ブルべでの諏訪湖はホントおなじみ。夕方という時間帯もあってか若干の渋滞はあったがそれほどでもなく、いい感じで走行できる。

そんなわけで夕暮れの諏訪湖畔を走行してPC3のファミリーマート岡谷田中町店に到着する。今回のブルべは東京諏訪湖往復。一応諏訪湖に到達して往路終了、復路の始まり。「待ってろ東京これから帰るからな」という心境。神奈川400キロブルべとか600キロブルべの場合、発着点が静岡市の興津なので、道半ば過ぎてもあまり「これから帰るぞ」という感じにはならないのだが、今回は東京発着なので、「これから東京に自転車で帰るぞ」という気持ちになる。

つづく

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2018年10月17日

BRM1013あおば400km諏訪(その1)

さて10月13日はBRM1013諏訪400の日である。これはブルべというイベント。このイベントの主催者であるVCRあおばが定める400kmあるコースを、27時間の制限時間内に自転車で走行すると完走と認められるイベントである。

この日のコースはスタートの東京都稲城市大丸公園と諏訪湖を往復するコース。往路は大丸公園からおおむね国道20号線を走行した後韮崎から七里岩ラインを通って再び国道20号線に戻り、そして諏訪湖に至る。復路は諏訪湖から国道20号線を通った後精進ブルーラインを走行して精進湖方面、河口湖方面から富士吉田に向かい、その後国道139号線〜国道20号線と通ってゴールの大丸公園に至る。

ちなみにこのブルべは2018年ブルべシーズンでは最後の400qブルべ。ブルべには200qブルべ、300qブルべ、400qブルべ及び600qブルべの4種類があって、4種類を1シーズンで全部制覇するとシュペール・ランドヌール(SR)の称号が与えられる。ワタシは今シーズン400qブルべを除く全種類のブルべを制覇していた。そして、今シーズン400qブルベには数回エントリーしていたが、いずれも仕事上の急用とか天候不良とか自転車コンディション不良のため出場を見合わせていた。そのため今回の400qブルべはワタシがSRを今シーズン取得するためのラストチャンスである。昨年のシーズンでは、出場したブルべすべてにおいてDNF(Do Not Finish、途中リタイヤ)だったため、今年はひそかにSRを狙っていた。

【スタート〜PC1】

BRM1013 は午前6時スタート。家から大丸公園まで30キロくらいの距離があってちょっと離れているし、前日六本木でSwing Out Sisterのライブを見ていったこともあり家から自走するため早起きするにはちょっと苦しい感じがあるので、東府中にあるマロウドイン東京に前泊する。ここから大丸公園まで自転車で10分程度なので都合がいい。ちなみに大丸公園のすぐ近くに東横インがあるが、こちらはこのブルべ後1週間後にオープンとのことでちょっと残念。来年以降にもし大丸公園発着のブルべに参加することがあるなら使ってみたい。

だいたい午前5時半くらいに大丸公園に到着すると、すでにブリーフィングがはじまっていて大勢の人々が集まっている。パッと見50〜60名くらいな感じ。ワタシがブルべを始めた2006年には、400キロブルベにはせいぜい20名くらいしかいなかった感じなので、ずいぶんとブルべ人口が増えたものだと思う。

ブリーフィング後受付を済ませ、検車をしていただいたあとに午前6時大丸公園をスタート。まずは連光寺の坂を上って下る。この近辺は多摩丘陵のため、アップダウンが少なくない。連光寺の坂を下ると聖蹟桜ヶ丘の街並み。ワタシは中央大学に昔通っていたためこのあたりはすごく馴染み深くて懐かしい。引き続き自転車で走行する過程で、「百草園」「高幡不動」「南平」「平山城址公園」「長沼」「北野」「片倉」などという地名が出てくるたびに、京王線で中央大学に通った日々を思い出す。

スタートからだいたい20キロくらい走行してから国道20号線に入ると、徐々に緑が深くなってきて山っぽくなる。高尾山口駅に遭遇していよいよまずは大垂水峠へののぼりだなぁという感じがする。この大垂水峠、まずまず緩やかな上りで、アウターで十分上れる感じの峠。「あれっもう峠についちゃったの?」というあっけない感じで上れる峠である。

大垂水峠に達するとしばらくは下りで楽をする。この近辺相模湖があってなかなか見晴らしはいい。それが終わると大月に至るまで藤野とか上野原とかのあたりまずまずなアップダウン。やはり山岳方面に向かっているだけあって、上り下りのうち上りの方に重点が置かれる。まだ足がフレッシュなのでほとんど困難なく切り抜ける。

大垂水峠から大体38キロ少々走行し、大月に入って最初のPCであるセブンイレブン大月インター店に到着する。午前6時に出発して70キロ弱走行し、午前9時20分ころの到着。アップダウンが結構あったがまぁまぁのペースか。このあたりまではそれほどのタフなコースというわけでもなく、参加者間で走行ペースにそれほどばらつきがないためか、大勢のブルべの人が到着して休憩している。次の区間では笹子峠=笹子トンネルが控えている。それほど激烈な上りというわけでもないが、まぁまぁの労力を使うため、とりあえず十分な休憩を取っていく。

つづく

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2018年06月19日

2018年6月19日の自転車通勤

【往路】

走行距離:6.29km 走行時間:0:15.13 最高速度:40.7q/h 平均速度:24.8km/h

さてこの日久々に往路の自転車通勤である。先週1週間天気が悪かったり家から直行会議があったりと自転車通勤する機会がなかった。そんなわけで久々の往路自転車通勤。明日は天気があまりよくなさそう。梅雨の時期自転車通勤できるときにはしておかないと自転車に乗る機会が少なくなる。

前日出勤前にNHKの朝ドラ見ようと思ってテレビをみていたら、いきなり大阪方面で震度6弱の地震が起こったとの速報。あっというまに朝ドラどころのさわぎではなくてニュースは地震速報一色。そのためこの日の朝ドラは、あさイチをつぶして月曜火曜の両方の分を放映していた。ところが私は8時20分までには家を出なければならないため、前日放映分までしか見られず、本来8時〜8時15分まで放映される火曜放映分が8時15分からの放映になったため見ることができなかった。思わぬところで地震の余波が。

家を出ると道路いっぱいに広がって並走する自転車。若いサラリーマンという感じの風情の男二人。てめぇら男同士で朝からイチャイチャしてるんじゃねえよと声をかけたくなるのをぐっとこらえてそいつらをぶっちぎる。

三つ目通りに入って永代通りを渡ると早速首都高木場入口に入る自動車の列で渋滞している。そこを通り過ぎてまずは順調に走行する。時速32q位で巡行して無理はしない。途中赤信号手前で自動車が列をなしているが、まぁそれはご愛嬌でやむを得ないか。例によって●●橋通りとか、京葉道路とか、そうした大きい通りでは止められる。いつものごとくインターバルトレーニングみたいなもんである。

この日いつも左折する本所三丁目交差点の手前の石原三丁目交差点で間違えて左折する。そのため曲がり角ポイントが二つ増えてしまった。おまけに石原一丁目交差点から本所一丁目交差点に行く途中横網二丁目交差点などという小さめの交差点で止められた。久々に道間違えるとろくなことがない。まぁ仕方がないかと思ってチンタラと走行する。そんなわけでこの日いつもより平均速度低め。

【復路】

走行距離:10.99km 走行時間:0:26.19 最高速度:42.1q/h 平均速度:25.1km/h

さてこの日復路ではディスクユニオン御茶ノ水中古センターに寄ってCDを買ってから帰宅しようと思う。前日フェイスブックの「名盤・裏名盤・迷盤探究部」というグループで、「Rare Earth / Midnight Lady」という魅力的な作品がアップされていた。アップされていたのはその作品のLPだったので、CDはないかと調べてみると、ディスクユニオン御茶ノ水中古センターに未開封のものが売っていて、しかも「Band Together」という作品とカップリングされている。これはお得なので帰りにそこに立ち寄って買っていこうと思う。

それにしても東京で再び働けるようになってよかった。今年の1月まで工場と倉庫が立ち並ぶ灰色の街新子安で働いていたのだが、帰りにチョット寄り道してCDを買っていくというと、横浜になる。しかも移動時間が結構かかる。その点現在は浅草近辺に職場があるため、御茶ノ水に行くなら4キロ少々も自転車で走行すれば十分である。とても手軽にお茶の水にでかけられてしかもその後さほどの距離と時間もかからず帰宅できる。実に人間的な生活。再び東京で働けるようになって本当によかった。もう二度と、たとえ1兆円積まれても新子安で働くことはないであろう。

そんなわけでまずは自転車基地から寿三丁目交差点を右折して台東4丁目交差点まで春日通りを直進する。この間ずっと青信号で、しかも自動車の走行量が少なく、とても走行しやすくて楽しかった。

台東4丁目交差点を左折して国道4号線を秋葉原まで走行する。その後過度に書泉がある交差点を右折して直進し、万世橋交差点を越えて昌平橋を渡る。この近辺昔の石丸電気のあったあたり。30年ほど前学生だった頃、よく石丸電気に行ってジャズCDを買っていたことを思いだした。今では石丸電気はエディオンに買収され、石丸電気のビルの一部はカラオケ屋になっている。

昌平橋を渡って神田郵便局前交差点を右折してチョイと坂を上るともう御茶ノ水。この間4キロ少々。早い!!! ディスクユニオン御茶ノ水中古センターに行ってR&Bの棚を見ると、目指すCDがちゃんとあるのでこれを即座に取得してレジに持って行き購入する。この日は他にここには用事はないし自転車が心配なのでトットとディスクユニオン御茶ノ水中古センターを後にし自転車で帰宅の途につく。

帰りは来た道を国道4号線まで戻って国道4号線から永代通りに入って永代通りを快走する。永代通りソコソコの交通量はあったが、特に自転車走行の障害になるというものでもなく楽しく走行できる。木場4丁目交差点を右折して三つ目通りに入って帰宅する。市街地を走行した割には平均速度は25.1km/hだったので、まぁまぁのペースだったか。

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2018年6月18日の自転車通勤

さて先週天気が悪かったり家から直接外出会議に出かけたりということがあって、結局先週は自転車基地に自転車を置いたまま一回も自転車通勤しなかった。そんなわけでこの日は自転車基地に置いたままの自転車を自転車通勤復路に使う。

例によって自転車基地を出て寿三丁目交差点を左折し、まずは春日通りを走行する。この日は特に渋滞することもなくまずまずの走行ができる。久々に自転車で通勤路を走行するが、やっぱり自転車通勤は楽しいなと思う。

ワタシが電車通勤で東京メトロ東西線の、しかも最も混雑する木場〜門前仲町を使用している。それ以前に京浜東北線の有楽町〜浜松町間の激混みで大分通勤電車の混雑には慣れたが、それでもやっぱり木場〜門前仲町の混雑は格別である。この混雑を平日の5日間耐え抜いたのだから、たいていの困難なイベントは耐え抜けることだろう。

本所三丁目交差点を右折して三つ目通りに入る。三つ目通り自体は二車線道路で結構広いのだが、そこと交差する道路は、○○橋通りとか京葉道路とかをのぞくと、意外と細い生活道路みたいな道路が多い。何となく下町の風情が漂い、生活場所の趣がある。

往路に比べると復路の時間帯の方が自動車の走行量が何となく少なくて走行しやすい感じ。そのためかいつもは赤信号で止められる菊川駅前交差点も赤信号で止められずに快走できる。その先の交差点で止められるが、前方を見ると銭湯があったりしてなんだかマッタリとした雰囲気が漂いいい感じ。

その先しばらく走行すると左方緑が豊かにみえて木場公園であることがわかる。都心部でありながら意外と緑が豊か。それに随所に運河だったところがあってそこで釣りをして遊んだりできる。

木場公園を過ぎ永代通りを渡ってしばらく三つ目通りを走行し帰宅する。この日もサイコンをつけずに走行したので走行記録なし。

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2018年06月18日

2018年6月8日の自転車通勤

さて6月8日自転車通勤である。梅雨に入ってしまって自転車通勤できる日が限られてきているがこの週はまぁ大丈夫そうなので自転車通勤する。

例によって三つ目通りをまずは4.8qほど走行する。この日は朝出がけにサイコンが見つからなかったため、サイコンをつけずに自転車走行。そのため走行記録はつけない。

永代通りを渡り、首都高の木場入口のあたりは首都高に入る自動車で混んでいるが、それ以外のところはさほどの渋滞はなく円滑に走行できる。しかしさすがに通勤時間帯だけあってソコソコの交通量はあるし、赤信号で止められた時に結構大勢の人が青信号で通りを横断しているので、そこは注意する。

本所三丁目交差点を左折して春日通りに入ったところ、すぐの信号で止められる。いつものこととはいえあまり愉快ではない。で、そこを通り抜けてとりあえず本所一丁目交差点まで爆走する。さしたる距離ではないので感じとしてはインターバルトレーニング。その先厩橋の手前の交差点を左折する自動車をブッちぎって厩橋を渡る。厩橋は相変わらず重厚で頑丈そうな橋。そのまま直進して寿三丁目交差点を右折し、自転車基地に到着する。

この日サイダーを飲みたくなったので、渋谷に行ってサイダーを飲んでいく。ちなみにサイダーとは三ツ矢サイダーのような炭酸飲料ではなく、リンゴで作った発泡性ワインのことである。フランス語でシードルと呼ばれているもので、シードルという呼び方の方が日本では通りがいいかもしれない。

ワタシは2013年にロンドン・エジンバラ・ロンドンという、ロンドンとエジンバラを往復する1400キロの長距離サイクリングイベントに出たことがあって、それに出た後イギリスのパブでサイダーにはまった。それ以来サイダーを好んで飲みに行っている。ワタシがよく飲んでいるサイダーはアスポール。渋谷にアスポールを出すホブゴブリンという店があって、そこでアスポールを飲んでハンバーガーを食べていく。そんなわけで復路では自転車走行はせず電車で帰宅する。

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2018年06月07日

2018年6月7日の自転車通勤

【往路】

走行距離:6.24km 走行時間:0:14.45 最高速度:41.7q/h 平均速度:25.5km/h

さて6月7日自転車通勤である。前々日は自宅から直行の外出会議があり、前日は天気が悪かったので、2日空けての自転車通勤である。

いよいよ関東地方も昨日から梅雨に突入してしまった。そんなわけでこれからあまり天気がよくなさそうな日が続きそう。しかし今日明日と自転車通勤には支障のない天気の模様。梅雨といっても毎日毎日雨というわけでもなく、いつもよりも自転車通勤に不向きな日が増えるという程度のものであるならまぁいいかと思う。

まずは三つ目通りを4.8qほどまっすぐ走行する。最初信号待ちで時間を食うよりは歩道をゆっくりでもいいから走行した方が通勤時間を稼げると思って歩行者に注意しながら歩道を走行し。折をみて信号を渡って車道を快走する。佐渡ロングライドや神奈川600キロブルべなど、長距離ライドのイベントに参加して以来若干胴回りがしまった感じがする。また、若干自転車パフォーマンスが上がった感じもする。定期的に短くない距離を走行すると自転車パフォーマンス力も向上するものだなと思う。

永代通りを過ぎて首都高の木場入口のあたり、でかい自動車が滞留している。その先に原付がいてちょうど進路を妨げる形になっていて邪魔。原付と自動車との間を縫って前に出、歩行者・自転車用信号が青になると同時に前進する。そのほかの三つ目通りの部分では、特に渋滞もなく快走できた。

本所三丁目交差点を左折して春日通りに入ったところの信号がいきなり赤になっていて止められる。しかたないのでチンタラ信号待ちをしてその後本所一丁目交差点まで快走する。本所一丁目交差点を直進しようとすると、馬鹿な原付ライダーがこっちにぶつかりそうになってあわてて急停車した。原付は制限速度30キロだが、そんなのを守っている運転者は一人もいない。原付の代わりにちょっと気の利いた自転車をみんな乗るようになれば、原付が吐き出す温暖化ガスを減らすことができる。しかも自転車に乗ることにより医療費の削減の効果だって見込める。原付を少し弾圧して自転車通勤などの自転車移動を国家として奨励してもいいと思う。

厩橋を渡り、厩橋交差点に至るまでにちんたらと走行する自動車がいたのでぶっちぎっていく。自動車なら自動車らしくちゃんと走行すればいいのにどういうわけかちんたらと走行して邪魔ったらありゃしない。厩橋交差点を直進し、寿三丁目交差点を右折して自転車基地に到着する。チンタラ走行する区間が意外と多かったので平均速度は遅いかと思ったら、意外とそうでもなくて25.5km/hとまぁまぁであった。

【復路】

走行距離:5.78km 走行時間:0:12.43 最高速度:39.9q/h 平均速度:27.3km/h

さてこの日午後6時過ぎくらいに自転車基地を出発する。まずは寿三丁目交差点を左折して春日通り。特に混みあうという感じでもなく春日通りを快走する。あまりムリせず楽なペースで走行するが、それでもまずまずの速度で走行できる。

本所三丁目交差点を右折して三つ目通り。たいてい三つ目通りと交差する「〇〇橋通り」のような大通りの信号では大抵止められるのだが、この日は珍しく新大橋通りとクロスする菊川駅前交差点で信号に止められずに走行できる。ここまできて残り3q位。

菊川駅前交差点を越えてしばらく走行すると、左手に緑が広がってきて木場公園になっていることがわかる。ずいぶん昔はこのあたりに広大な木場が広がっていたことがしのばれる。

永代通りを越えてちょっと走行し、いつもお世話になっている自転車屋さんの走輪舎Bike & Techに寄っていく。すでにワタシのヘルメットは2014年から4年間使用しているもので、もう耐用年数が来ているので、新しいヘルメットを注文してあったのである。このヘルメットでパリブレストパリを走行したのがついこの間のようである。次のパリブレストパリは、新しいヘルメットで走ることになろう。

この日の走行データの測定は自転車屋さんまでのデータ。平均速度が27.3km/hなので、なかなかのペース。

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2018年06月04日

2018年6月4日の自転車通勤

【往路】

走行距離:6.24km 走行時間:0:14.57 最高速度:38.0q/h 平均速度:25.2km/h

さて週明けで早速自転車通勤である。先週末予定していた400キロブルべへの出場を自転車の不調で中止にしたが、かえってそれがいい休養になった感じ。かつては400キロブルべを走行した翌週に600キロブルべを走行したことはあり、そのときは400キロブルべがいい感じの足慣らしになって600キロブルべの負担にならなかった。600キロブルべを先にすると、負担がかかる方を先にしてしまってそのあとのブルべに影響する、ということになりそうなので、順序としては400キロのあとに600キロの方がいい感じか。ともあれ、ブルべの最長距離のものはもう終えてしまったので少しは気が楽である。

600キロブルべを終えて1週間たってみると、何となく胴回りが一回りほど細くなった感じがする。やはり600キロも一度に自転車で走行すると、それ相応の負荷のある運動のため身体に影響するのだろう。今後も時折数百キロ単位の自転車走行をするとダイエットにはいいかもしれない。

まずは三つ目通りをドヒャーと4.8qほど走行する。永代通り近辺結構自動車が混んでいたためそれほどスピードを出せない。特に首都高の入口のあたりトラックがこれでもかと行列していて走行しにくい。そこを通り過ぎるとまずまずの走行ができる。最初からペースを上げていくといきなり苦しくなるので、最初は体を慣らす感じでペース抑え目で無理せず走行する。しかしそんな無理のない走行でも、自然と巡航速度は34q/h程度になるのでまぁまぁいい感じかと思う。

大体道半ば3qの菊川駅前交差点のあたりに行くまでに7分くらい。そこから先に行くのに同じ距離でも15分くらい。いかに菊川交差点の先で信号待ちさせられるかがよくわかる。その先京葉道路、清瀬橋通りというでかい道路に直面するほか、春日通りに入るとチョコチョコ信号に止められるからである。その他、京葉道路の手前300メートルくらいのところにある交差点でも必ず止められる。

まぁそれでも、地下鉄による通勤に比べれば1億倍くらいまし。結構信号に止められてゆっくりなペースだなぁと思いつつも、平均速度は25.2km/hだったので、まぁまぁだったかなと思う。

【復路】

走行距離:6.22km 走行時間:0:14.30 最高速度:36.6q/h 平均速度:25.7km/h

さてこの日午後6時過ぎくらいに自転車基地を出発してまずは寿三丁目交差点を左折し春日通りを走行する。厩橋交差点あたり若干自動車が詰まり気味だが、そんなに渋滞という感じでもなくまあまあの走行。本所一丁目交差点から本所三丁目交差点の間快走できるかと思ったが、途中でバスがバス停からの発車にモタモタしているため減速を強いられて不愉快。次のバス停で停車している間にぶっちぎっていく。

本所三丁目交差点を右折して三つ目通りを4.8kmほど走行する。この日も無理してペースを上げすぎずにとにかく時速32q前後で経済走行の構え。この日は背中にメッセンジャーバッグを背負っての走行なのでなおさらそうした態度が必要。無理してペースを上げ過ぎなくてもソコソコのスピードは出るため結構快走モードである。

そんな感じで走行していった結果、平均速度は25.7km/hとまぁまぁの感じ。三つ目通りでは自動車の走行数はそれほど多くはないが、いかんせん信号が多いので、一旦巡航速度がかなり上がっても結局すぐに信号を前にして減速せざるを得ない。そんなわけで、あまりペースを上げ過ぎずに経済走行に徹する方がかえって快適と言う気もしてきた。

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posted by goiss at 23:11| 東京 ☀| Comment(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年6月1日の自転車通勤

さて6月に入って自転車通勤である。5月中もチョイチョイ自転車通勤していたがブログにアップするのが面倒なのでアップしていなかった。そんなわけで6月に入って心機一転自転車通勤をブログにアップである。

5月中は連休があったこともあり、前月ほど自転車通勤をしていない。しかしながら、佐渡ロングライドで佐渡ヶ島1周200キロを走行したり、神奈川600キロブルべで600キロ走行したりと、走行距離はなかなかのものになった。6月最初の週末も400キロブルべで400キロ自転車走行する予定であったが、自転車の調子がイマイチだったので断念した。これから梅雨のシーズンに入るので、数百キロ単位での長距離自転車走行はひとまずおあずけで梅雨明け以降となる。

【往路】

そこで6月に入っての自転車通勤。まずは三つ目通りをドヒャーと4.8qほどひたすらまっすぐ走行する。ところがこの日いつになく道路が自動車で込み合っている。いわゆる五当日にやたらと人の出入りが多くて自動車が多いのは何となくわかるのだが、「ついたち」を期してまずは自動車で込み合うということもあるのだろうか。全くけしからん話である。ただでさえ込み合う道路を自動車でさらに込み合わせていったいどうしようというのか。しかも乗っているのは大抵ひとり。自転車が数台おけるくらいの投影面積をつかってひと一人が動くというのは実に効率の悪い話である。江東区〜墨田区といったあたりの公共交通機関は通勤時間帯にメチャクチャ込み合うのであるが、かといってそれを避けるために自転車が数台おけるくらいの投影面積をつかってひと一人が動くという贅沢を認めるのもどうかと思う。

三つ目通りを走行していると、○○橋通りといったでかい通りの信号で止められるほか、比較的小さい通りの信号でも止められる。そうした信号では、結構大勢の人たちが徒歩やママチャリで移動している。こうした通りでは、千代田区とか港区での大きいスクランブル交差点みたいなところで大勢の人たちが動くのと異なり、なんというか、生活の場からこれから人が出かけていくという感じの、生活の匂いみたいなものが感じられる。千代田区とか港区の職場街とは異なり、江東区とか墨田区はそこに住んでそこで生活する人たちの場という雰囲気が漂っている。

三つ目通りをドヒャーと走行し、本所三丁目交差点を左折して今度は春日通りを走行する。本所三丁目交差点を左折してすぐの交差点でまた赤信号に引っかかる。この先の交差点の信号とこの交差点の信号とは赤信号に変わる周期が異質で、ここの信号が赤になってもその先の信号はしばらく青になっている。で、ここの信号が青になって前進しても、その先の信号がまだ赤で止められ、止められてから10秒くらいに青に変わり、それをまた繰り返す、という感じで、あまりスピードが出ない。そんな感じでいつも必ず止められる本所一丁目交差点の信号で止められる。この交差点は清澄通りとの交差点なので、まぁ止められてもやむを得ないかなと思う。

本所一丁目交差点から厩橋を渡る。例によって厩橋の手前で左折する自動車に留意して直進する。相変わらず厩橋は頑丈な感じの外貌で、いかにも昔の建造物ですという風格。近時の薄っぺらくて50年くらいしかもたない安普請の建造物とは一味もふた味も違う。

そんな感じで春日通りを走行し、寿三丁目交差点を右折して自転車基地に到着する。平均速度は時速24.8kmであり、さすがに混雑に影響された感じの速度。

【復路】

この日翌日に控えている400キロブルべの準備をしようと思って(結局自転車が不調でDNS=Do Not Start=することにしたが)as soon as 定時で帰宅する。途中いつもお世話になっている走輪舎Bike & Tech (旧サイクルショップヨシダ)で尾灯を買っていく。「尾灯を買う」というと、「尾藤イサオ」などというベタで今となっては誰もわからないようなギャグが平気で飛んでくるようなコテコテのお店だがメチャクチャ腕が確かなのでとてもあてにしている。

寿三丁目交差点を左折して春日通りに向かうと、いきなり大渋滞。普段みかけない大渋滞で、その大渋滞の列は厩橋にさしかかっても一向に途切れる気配がない。往路に引き続いていったいなにがあったんだといぶかしく思っていると、厩橋の終わりの方で突如として道路工事をしていて車線が減少している。まぁいったい何が楽しくて道路工事なんかやっているんだか。この道路工事の人たちがみんな趣味でやっていたら面白いだろう。

道路工事の個所を通り過ぎると通常通りの自動車の流れになって通常通りの自転車走行ができるようになる。全く迷惑な話だと思って本所三丁目交差点まで走行し、そこを右折して三つ目通りに入る。するとあとは三つ目通りをひたすらまっすぐ4.8km走行すればいいだけ。以前のように京浜東北線や有楽町線を使って1時間以上も通勤にかける必要がなくなり、大変結構な話である。

ところがこの日、どういうわけか信号という信号にことごとく引っかかる。「○○橋通り」といった大通りとの交差点で信号に引っかかるのはまぁ仕方がないとしても、その手前とかその次の比較的小さい交差点の信号にことごとく引っかかるのはあまり愉快ではない。帰宅時にはあまりこうした小さい交差点の信号に引っかかることはないだけにちょっとムッとする。

そんなわけで必要以上にノンビリとした走行を強いられてあまり面白くない。その後走輪舎Bike & Techで尾灯を買っていってから帰宅。平均速度なんかアホらしくて見ていられない。

【翌日】

翌日、午前6時半ころ400キロブルべに出るために家を出て潮見駅へと向かう。400キロブルべのスタート/ゴール地点が袖ヶ浦公園なので、京葉線〜内房線で袖ヶ浦駅に向かうのである。ところが、この日自転車のブレーキをかけるとやたら鳴る鳴る。とにかくブレーキをかけると「パオーン」と豪快に象のいななきみたいな音がしてサドルがブルブル震えるわけである。この調子で400キロも走行するのはなかなか厳しいものがあるのでブルべ出場は中止する。600キロブルべの前に調整してもらって、600キロブルべでは音が鳴らなかったが、その後チェーンを洗浄して注油したらいきなりブレーキが鳴る鳴る。

そこで、走輪舎Bike & Techに持ち込んで調べてもらうと、いくつかの原因が考えられて、その一つがチェーンへの油のつけすぎということ。チェーンに油をつけすぎると、その油が走行中にはねてホイールにつき、それがブレーキをかけた時にブレーキについて、その影響でパオーンと音が鳴るということがひとつの可能性であるとのこと。そんなわけでホイールをふいてみると、たしかに黒い油がついてきた。そのうえで、若干ブレーキシューに角度をつける「toe In」という細工を施すと、ブレーキは驚くほどに鳴らなくなった。ブレーキが鳴る原因がわかると、対策もできるのでありがたい。

posted by goiss at 22:54| 東京 ☀| Comment(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月24日

2018年5月23日の自転車通勤

【往路】

走行距離:6.25km 走行時間:0:14.05 最高速度:40.1q/h 平均速度:26.7km/h

さてこの日久々に自転車通勤。先週末佐渡ロングライド210に出場し、佐渡ヶ島を200キロほど走行してきた。例年佐渡ヶ島1周210キロくらいを走行するのだが、今年は両津から先で土砂崩れがあって道路が通行止めになっているため、迂回路として県道319号線が使用された。そのため距離は8qほど短くなったが、10qほどなかなかの上り坂を上らされるため結構大変だった。

そこでまずは取りあえず三つ目通りをドヒャーと4.8qほど走行する。先週金曜日の自転車走行では結構アチラコチラで信号に止められて不快だったが、この日はさほど信号に止められることもなくバシバシ走行できる。普段巡行速度はさほど気にしないが、たまにサイコンに目を落とすと巡航速度が37km/hくらいになっていることがあってなかなか好調であることがわかる。

途中、交差点を直進していたときに勢いよく右折してきた原付野郎が近づいてきて、あわててそいつがワタシの前で止まったので、ファックユーしてやる。どういうわけか原付の連中は自転車を軽視することが多い。エンジンがついているからって偉そうにするんじゃねぇ。

この日気温は大体20℃くらいで湿度はそれほどでもなく、自転車通勤にとってはすごく快適でいい感じ。当面の間こんな感じの日が続きそう。結局本所三丁目交差点を右折して春日通りに出るまで、なかなかの快走ができた。

春日通りを左折し、いつもどういうわけか赤信号で止められる交差点で、黄色信号のタイミングで渡るため結構必死に自転車をこいだ。そのためそのあと若干ペースが遅れ、途中の赤信号でひっかかった。しかしそのあといつも止められる本所1丁目交差点の信号で止められずに快走できたのでまぁまぁよかったか。

例によって厩橋の手前で左折する自動車を避けて直進し、厩橋を渡る。厩橋は短いがどっしりとした重厚感があって風格のあるいい橋。ここを渡ると墨田区から台東区に変わる。で、寿三丁目交差点まで快走してから自転車基地に到着する。平均速度は27km/hに迫る勢いだったのでなかなかの快走だった。

この日復路降雨のため自転車通勤しない。

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posted by goiss at 13:03| 東京 🌁| Comment(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする